【綾部市学校魅力向上事業】~5回目取組事業は志賀小学校で「花とミツバチのひみつをさぐれ!」サルスベリの花を教材に、花とミツバチの不思議な関係を学ぶ~
9月10日(木)、綾部市教育委員会との連携協定に基づく第5回目の連携事業として、綾部市立志賀小学校にて、5年生児童を対象とした理科の特別授業「花とミツバチのひみつをさぐれ!」を実施しました。
今回は、本学生命科学部 先端生命科学科の准教授であり、生態系サービス研究センター長を務める高橋純一准教授と研究室の大学院生・学部生が講師として登壇。理科の「花から実へ」の学習に関連して、校内に咲いていたサルスベリの花を教材に、受粉の仕組みや花とミツバチの関わりについて学びました。児童たちは、実際に花や花粉を観察したり、特殊な顕微鏡を使ってミツバチから見た花の見え方を確かめたりしながら、身近な自然に隠された不思議を探りました。
サルスベリの花を観察!花のつくりと受粉の仕組みを学ぶ
授業では、まずサルスベリの花や花粉を観察しながら、花のつくりや受粉の仕組みについて学びました。
児童たちは、おしべ、めしべ、花びら、がくをピンセットで一つ一つ慎重に分け、それぞれのつくりを観察しました。さらに、顕微鏡を使って花粉の様子を観察するなど、実際に自分の目で確かめながら学習を進めました。
観察を進める中で、サルスベリには二種類のおしべがあることも分かり、児童たちは身近な花に隠された仕組みに驚きながら、自然の不思議について理解を深めました。


ミツバチには花がどう見えている?特殊な顕微鏡で確認
続いて、人間とミツバチでは、見えている色が異なることについて学びました。
人間には一色に見えるひまわりの花びらが、ミツバチには二色以上に見えていることを、特殊な顕微鏡を使って実際に確認しました。児童たちは、普段とは異なる見え方に「ミツバチにはこんなふうに見えているんだ」と驚いた様子で、ミツバチがどのように花を見つけているのかについて興味を深めました。
さらに、花とミツバチの関係について、花はミツバチに蜜や花粉を提供し、ミツバチは花から花へ花粉を運ぶことで受粉を助けていることを学びました。このように、お互いが利益を得る関係を「相利共生」と呼ぶことも学習しました。


最後はハチミツを試食!身近な自然の不思議を体験
授業の最後には、ミツバチの巣から取り出したハチミツを試食しました。
児童たちは実際にハチミツを味わい、「とても甘くておいしいです!」と笑顔で感想を話していました。花とミツバチについて学んだ後にハチミツを味わうことで、授業で学んだ内容をより身近に感じる機会となりました。
※ハチミツの試食にあたっては、事前に保護者確認および児童のアレルギー有無を十分に確認した上で実施しています。
今回の学習を通して、児童たちは、身近な花や昆虫を題材に、教科書だけでは学ぶことのできない科学の不思議や自然の巧みな仕組みに触れました。また、実際に観察し、手を動かして確かめる体験を通して、理科で学んだ内容をさらに深めるとともに、身近な自然への興味・関心を高める貴重な学びの機会となりました。


本学では、今後も各学校の課題や地域の身近な素材に大学の専門性を掛け合わせ、児童・生徒の探究心と未来を切り拓く力を育む連携事業を推進してまいります。