7『関帝明聖真経』

光緒10(1884年)年怡怡堂刊。本書は関羽を神格化した民間信仰の経典であり、善行を勧める「善書」の一種。冒頭の識語に「経内に説く所、人能(よ)く印送すれば、諸疾侵さず。家宅に供奉すれば、妖魅 塵と化す。舟中に供奉すれば、風波即ち平らぐ。行人 此を佩(はい)すれば、路 保ちて安寧。…」とあり、広く辟邪(魔除け)に用いられたことが窺える。
(佐々木聡)
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