経済学部主催 京都産業大学創立50周年事業 丹羽 宇一郎さん講演会開催

2015.06.24

 6月24日、5号館5302教室にて、「京都産業大学創立50周年記念事業」の一環として丹羽 宇一郎さんを迎え、「中国と日本の将来 −経済と政治−」をテーマに講演会を開催した。

 丹羽さんは、伊藤忠商事で主に食料部門に携わり、社長や会長を歴任し、2010年から2012年まで民間出身として初めて中華人民共和国駐箚特命全権大使を務めた。また、青年交流事業などを行う日中友好協会の新会長に6月18日付で就任した。
 
 中国社会の経済や政治について経験が豊富な丹羽さんは、25人が主導する現在の中国の習 近平 国家主席の政治体制を分かりやすく紹介した。世界の中で、日本や中国がどのような立ち位置にいるのか、アジア24ケ国における日本と中国が占める人口・国土面積・GDPの割合などをスライドで解説した。
 
 また、日本の将来の経済状態がどうなるのかを、日本の少子高齢化や人口減少問題を関連させながら予想し、これからは量よりも質で勝負と述べ、技術をベースに創造性豊かな人材の育成を訴えた。
「海外へぜひ留学して欲しい」 と青少年の交流の必要性を訴えた丹羽さん
少子化の問題に対して、男性の協力と 出産できる環境を整備することが大切と述べた
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