個人パーシュートは２名の選手が同時にスタートし、4kmのタイムを競うトラック競技です。私がこの種目に注力しようと決めたのは、昨年3月の沖縄合宿を終えてから。自己ベストを約10秒も更新することができ、全国レベルで勝負できると考えたからです。それから日々の練習メニューを見直し、約5分弱のレースの間、高いパワーを出し続ける持久力を磨いてきました。その努力が実り、7月の全国大会では3位、8月末に開催された全日本インカレでは、念願だった学生日本一を獲得することができました。次に見えてきた目標は、2020年の東京五輪出場です。日本代表として世界と戦うには、プロも参戦する今年の全日本選手権で表彰台に立つことが条件。この1年が私の自転車人生で最大の勝負。もっと速く安定した走りを実現し、またとないチャンスを必ず掴みたいと思います。

私たちは、オリジナルキャンパスグッズの開発から販売、在庫管理までを手がけています。収益獲得のため学生活動とは言え、グッズ開発はいつも本気。コンセプト作りや共同開発メーカーの選定などすべて自分たちで行っています。グッズが店頭に並ぶまでにはさまざまな困難がつきものです。例えば“京都産 大豆”を使用したコーヒーでは、大豆が水に溶けやすく、フィルターにつまってしまうという問題が。そこでブレンド職人の元へ何度も通って大豆とコーヒー豆の配合についてアドバイスをいただき、なんとか解決。そのように商品ごとの課題を一つずつクリアし、やっと販売へとたどり着くんです。現在は学内のM’s style内で活動していて、これからの目標の一つは自分たちの活動拠点をつくること。そこで各学部の知識を出し合い、原材料から自分たちで開発したい。さらに胸を張って「私たちの手がけたグッズです」と言えるようになりたいですね。

生まれ育った亀岡市の良さを伝えようと、高校生の頃から地域の活性化活動に取り組んでいます。NPO法人のプロジェクトに参加し、他の自治体の取り組みの視察や、地域で活躍する人への取材、地元を語り合う“じもとーくないと”というイベントの開催など、たくさんのことを経験しました。次第にまちづくりの知識や人脈が広がり、“負けきらいゼミ”という亀岡市の商店街主催のイベントに参加させていただけたことも。SNSでこのイベントを紹介すると「行きたい」という声が多く上がり、イベント内で私が企画した地域マップづくりのワークショップは大盛況でした。でもこれはまだ夢の途中。大学で現代社会学を学ぶ中で、まちづくりには「地域の人たちがまず自分のまちを好きになることが大切」だと知りました。地域を活気づける活動を通じて、まずは地域の人の心を盛り上げたいです。