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PROFILE
- 日本食輸入卸商社 森園 量さん [2003年 法学部 卒]
- 高校時代のニュージーランド(NZ)留学の経験が忘れられず、大学でもう一度留学すると決意して入学。4年次に1年間留学した後、意を決して2004年より現地に移住。複数の職を経験し、2010年より現職。日本食の普及に貢献する傍ら、趣味であるラグビーのレフリーに熱中し、NZだけでなく日本国内の試合でも活躍する。
高校時代から憧れた国に移住。
日本食の普及を支える立場に。
高校時代に留学して以来ずっとニュージーランド(NZ)に恋焦がれており、大学在学中に1年間留学。卒業した翌年の6月にはワーキングホリデービザを取得して移住しました。幸いなことにすぐに仕事を見つけることができ、その後しばらくして永住権を取得。現地の大手スーパーマーケットへの転職を経て、2010年に現在勤めている日本食輸入卸を行う商社に転職。仕入れを中心に取引先への営業や商品開発など、さまざまな業務に携わっています。
NZには寿司やラーメンなどの日本食レストランが多数あります。そこで、NZ人の味覚に日本酒が合うだろうと考えた私たちは、日本の酒造メーカーとタッグを組み、日本酒の普及にチャレンジ。今ではちょっとしたブームになりつつあり、成果が出始めています。マーケットを変えるような日本食を引き続きリサーチしており、食の面から日本とNZをより強くむすびつけたいと考えています。
ラグビーのレフリーを通じ、
日本とNZの関係をさらに深く。
「食の仕事をしていて、なぜラグビーの写真?」と疑問を感じていた皆さん、お待たせしました(笑)。実は今の会社に転職したきっかけが、土日に行われるラグビーの試合でレフリーをしたいと考えたからです。元々ラグビー観戦は好きだったのですが、草ラグビーを経験したことをきっかけに本格的にラグビーに携わりたいと強く感じ、またラグビーの盛んなNZなら地域貢献にもなると考え、思い切ってレフリーを始めたのです。それ以来すっかり夢中になってしまい、シーズン中は毎週レフリーを務めています。多いときで1日3試合。1試合で約7km走るので、本当にしんどい。ですが、それ以上に楽しい。実はラグビーの場合、いかに反則を出さずにゲームを円滑に進めるかがレフリーの腕の見せ所。開始15分程度で判断基準を示し、その後は選手とこまめにコミュニケーションを取りながら、反則を未然に防ぎます。ピッチの上で選手と共に試合を作る大切な役割も担っているのです。
このラグビー好きが高じて、今ではNZだけでなく、日本国内でもレフリーをさせてもらったり、関西学生代表のNZ遠征の際にチームスタッフとして関わらせてもらったりと、母国のラグビー界との繋がりも持てています。NZで培った英語力とレフリー経験を活かせば、ラグビーの面からも日本とNZをむすべるはず。2019年には日本でラグビーワールドカップが開催されます。これからもできる限りレフリーの活動を続け、さまざまな形で日本ラグビー界を盛り上げる手伝いができればと考えています。
学生時代に
やっておくべき!
常にやりたいことを
やり続ける!
時間がかかっても、遠回りになったとしても、やりたいことに挑戦してください。きっと「この道を選んでよかった」と後になって思えるはずです。
課外活動には
できるだけ参加を!
私自身やっておけばよかったと思うのが課外活動。交友関係が広がれば刺激を受けますし、その後の人生を変える何かが待っているかもしれません。