2023.11.13
カルチャーこの秋に堪能したい!貴船エリアの「紅葉ライトアップ」を100%楽しむコツ

京都には、紅葉が美しいスポットがたくさんあり、秋にはイベントが開催されています。中でも今回、皆さんにお薦めしたいのは、本学から約6 km 北にある「貴船(きぶね)」エリアで行われる「貴船もみじ灯篭(とうろう)」です。毎年11月上旬〜下旬に開催され、貴船エリアや叡山電車沿いの紅葉がライトアップされるイベントです。今回、実際にイベントに参加し、取材してきました。また、散策に疲れたらぜひ立ち寄りたい、おしゃれなカフェも紹介します。大きな窓から紅葉を堪能しながら、とってもおいしい和スイーツや抹茶を味わってみませんか?
しかも今回は、この記事を読んだ学生限定で特典を受けられます!ぜひ最後まで読んでみてください。
貴船エリアには、叡山電車で行こう!
本学から貴船エリアへは、アクセス抜群です。まず本学の二軒茶屋シャトルで叡山電車・二軒茶屋駅に向かい、叡山電車に乗ります。車窓からは「もみじのトンネル」のライトアップを堪能できます。その後、貴船口駅で下車。貴船口駅近くからは京都バス(33系統)に乗車し「貴船」で下車。貴船神社本宮(ほんぐう)から奥宮(おくみや)までの約800メートルを、紅葉を眺めながら歩きます。道中、暗くなれば行燈(あんどん)にともされた美しい景色が楽しめます。
出町柳駅から、貴船口駅のある八瀬比叡山口・鞍馬方面に走る「叡山電車」。今回、叡山電鉄 鉄道部 運輸課の小寺 宗則さんと中村 悠亮さんに、「貴船もみじ灯篭」期間中の叡山電車を楽しむコツをお聞きしました。

「貴船もみじ灯篭(とうろう)」について教えてください。
小寺さん:今年は2023年11月3日(金・祝)〜26日(日)に実施します。ライトアップの時間帯は、夕暮れから21時頃まで。叡山電車では、鞍馬線 市原駅~二ノ瀬駅間にある約250mの「もみじのトンネル」や「二ノ瀬駅」「鞍馬口駅」にて、紅葉のライトアップを行っています。「もみじのトンネル」を通り抜ける列車は、車内の明かりを消したり、速度を落としたりするため、幻想的に照らし出された紅葉をたっぷり楽しんでいただけます。

車内から、写真をきれいに撮るコツはありますか?
小寺さん:電車の先頭、または後方から撮影するのがお薦めです。縦の画角で撮影すると、綺麗に撮れますよ!カメラのフラッシュはオフにしておきましょう。フラッシュをたくと、ガラスに光が反射して何も写らなくなってしまいます。走っている電車から写真を撮るのが難しいという人は、動画を撮影しているようです。
中村さん:展望列車「きらら」は、車体両側の窓を大きくし天井近くまで外を見えるようにした特別な列車です。車両中央の8席は窓側へ向けて配置しており、紅葉を見るために作られています。展望列車「きらら」はライトアップの時間帯も運行しています。どの時間の列車が該当するかは、Webサイトの時刻表に掲載しているので、乗車前にチェックしてくださいね。

小寺さん:写真好きの方は、二ノ瀬駅でいったん下車して駅構内や周辺でゆっくりと撮影されています。二ノ瀬駅は車内精算のため、下車する時に運賃をお支払いいただきます。利用駅や途中下車の回数により、1日乗車券などを利用するとお得な場合もありますので、よろしければご検討ください!
(叡山電車1日乗車券について:https://eizandensha.co.jp/good-value/eekippu/)

混雑を回避する方法はありますか?
中村さん:土日・祝日は午前から混み合います。平日は比較的空いているので、平日を狙ってもらうといいと思います。また、列車の先頭・後方や展望列車「きらら」の窓向きの席など、列車の中でも紅葉が見やすいポジションを取るなら、始発の出町柳駅から乗るのがお薦めです。
大学生に向けて、貴船エリアのお薦めの過ごし方を教えてください。
小寺さん:まずは貴船神社 本宮で参拝します。貴船神社は本宮のほか、縁結びの神様として知られる『結社(ゆいのやしろ)』、大地の気を感じる『奥宮』もあります。奥宮では、11月の土日・祝日に『貴船手作り市』が開催されますよ。夜は本宮から結社、奥宮にかけて紅葉のライトアップが行われます。昼間明るいうちに貴船を訪れ観光をして夜に帰ると、昼と夜の両方の紅葉を楽しめますよ。貴船の夜は冷えるので、暖かいアウターを用意するのも忘れないでくださいね。

「もみじのトンネル」はアトラクション気分で楽しめるのがいいですね。貴船では、紅葉ライトアップと共に観光や手作り市、カフェと欲張り旅が実現できそうです。ありがとうございました!
「貴船もみじ灯篭(とうろう)」
開催期間:2023年11月3日(金・祝)〜26日(日)
ライトアップ点灯時間帯:夕暮れ〜21時頃
(貴船地区は20時30分まで)
開催場所:
・貴船神社 境内・奥宮から周辺旅館街(約1,000m)
・叡山電車 二ノ瀬駅・貴船口駅
・叡山電車 市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」区間(約250m)
※貴船神社周辺旅館街では行灯の設置も実施
美しい紅葉をめでながらホッとひと息できる「兵衛(ひょうえ)Cafe」
貴船神社 本宮から奥宮方面に歩くこと約10分、老舗旅館が営む「兵衛Cafe」が見えてきます。大きな窓から貴船川沿いにある紅葉を眺めながら過ごせる、落ち着いたおしゃれなカフェです。

「貴船神社の本宮を参拝したら帰ってしまう観光客も多いのですが、実は貴船神社の奥にある奥宮こそがメイン。奥宮は約1300年前に神社が創建された地で、パワースポットとしても有名です」と、若女将の鳥居 あやこさん。確かに貴船エリアの“奥”は、リンとした空気を感じられて気持ちいい!


「兵衛Cafe」は、木の机や椅子、土壁で構成されたナチュラルな空間。店内には、この辺りで摘んできた草花や拾ってきた木の実や葉がさりげなく飾られています。メニューは、和スイーツや抹茶ドリンクなど京都らしいメニューがそろっていました。

名物のできたてわらび餅は、注文を受けてから約10分かけて練り上げています。「女将が、自分の子どもに食べさせていたおやつです。貴船川の清流をイメージし、空気を含みながら練ることで、透明に仕上げています」と、鳥居さん。


できたてのわらび餅は、ほかほか。金網ですくい、黒蜜ときな粉をつけていただきます。キメが驚くほど細かく、つるんとした食感。添えられた枝は、近くに生えている茶の木だそう。目でも舌でも楽しめる和のおもてなしに感激しました。サギタリウスの読者は、「京都産業大学のサギタリウスを見た」と伝え、本学の学生証を提示すると、「できたてわらび餅とドリンク」1,500円(※ドリンクはコーヒー、お抹茶、ハーブティーから選べます)が100円引きの1,400円でいただけます!特典を受けられるのは、「貴船もみじ灯篭」開催中の11月26日(日)まで。この機会にぜひわらび餅をいただいてみてください。

季節のフルーツを使った和スイーツがこちら。取材時に使われていたフルーツは柿でした。冬はサツマイモ、春はイチゴ、夏はメロンとシャインマスカットと、季節ごとに異なる味わいの「酒粕最中」が登場するそうです。

もなかの皮に挟まれているのは、この季節は柿、チーズ入りの酒粕クリーム、甘さ控えめな自家製の粒あん。いろんな味が組み合わさり、絶品です!

抹茶は、京田辺市の農園を訪れて製法を見てセレクトされたそうです。本格的な抹茶を気軽にいただけるのがうれしいですね。

最後に、鳥居さんに「貴船を楽しむコツ」をお聞きしました。
「貴船観光のトップシーズンは、貴船川にせり出した桟敷でご飯をいただける川床(かわどこ)のある夏。当店でも、夏は川床カフェを営業しています。春は新緑、冬の雪景色も大好きなのですが、秋は1本の木に青、黄、オレンジ、赤とさまざまな色がついた頃がお薦めです。年にもよりますが、11月初旬は紅葉のグラデーションをお楽しみいただけると思います」。
兵衛Cafe
住所:京都市左京区鞍馬貴船町101
営業時間:11:00〜L.O.16:00
定休日:水曜
特 典
「京都産業大学のサギタリウスを見た」と伝え、本学の学生証提示で「できたてわらび餅とドリンク」1,500円→1,400円に割引
※ドリンクはコーヒー、お抹茶、ハーブティーから選べます。
※特典期間は「貴船もみじ灯篭」開催中の11月26日(日)まで。
※ドリンクはコーヒー、お抹茶、ハーブティーから選べます。
※特典期間は「貴船もみじ灯篭」開催中の11月26日(日)まで。
貴船エリアは自然が豊かで、空気がおいしかったです。街中とは異なる落ち着いた雰囲気で、秋の美しい紅葉をたっぷりと楽しめます。本学からもアクセスしやすいので、この秋は叡山電車に乗って貴船観光や紅葉のライトアップをぜひ楽しんでみてください。