2023.08.30

カルチャー

非日常を味わおう!京都で時代衣裳&レンタル着物体験

扮装(ふんそう)した学生広報スタッフと、映画村スタッフの侍(一番左)&町娘さん(一番右)。

夏休みも半分が過ぎ、みなさんいろんな場所に出かけていると思います。夏休み後半には、京都ならではの文化体験の一つ、着物を楽しんでみませんか?今回は映画やテレビドラマの撮影場所でもある「東映太秦映画村」での変身体験と、京町家のレンタル着物専門店「イロドリキョウト清水OKU」で着物体験をしてきました。

江戸時代にタイムトリップ!時代衣装体験ができる「東映太秦映画村」

俳優やタレントも撮影で訪れる「東映太秦映画村」。5万3千平方メートルもの敷地に江戸の町を再現したオープンセットや忍者屋敷などのアトラクションが広がる、映画のテーマパークです。侍や新選組隊士の変身体験もできると聞き、さっそく出かけました。最寄り駅はJR嵯峨野線「太秦駅」から徒歩約5分、嵐電北野線の「撮影所前駅」であれば徒歩約2分です。
門の向こうは映画の世界!(画像は団体入り口)
いざ「時代劇扮装の館」へ。変身前の学生広報スタッフ
まずは入り口すぐのスタジオマーケット「時代劇扮装の館」へ。変身できるのは新選組や忍者、舞妓やお姫様など大人は20種類以上の中から選べます。時代劇衣裳体験の料金は5,800円~です(別途、入村料2,400円が必要)。今回は、水戸黄門の助さん、新選組隊士、若侍に変身することにしました。
まずはメイクから。助さんのメイクをしてもらう学生広報スタッフ米村。
時代劇といえば「水戸黄門」。江戸時代初期に実在した徳川 光圀がモデルで、助さん、格さんにもモデルとなる人物がいたそうです。特に助さんは明るくてナンパキャラだけど、実はすご腕の剣豪。男子の憧れだったので、迷わず選びました(米村)。
メイクの次はかつらとヘアセット。「誠」の字がりりしい学生広報スタッフ山田。
京都といえば「新選組」と思い、セレクトしました。初めてなのでドキドキしましたが、メイクとへアセットで30分弱。着付けはわずか10分です。さすがは東映のベテランスタッフさん。手さばきも鮮やかです(山田)。
変身後。左から、学生広報スタッフ山田・町原・米村。
はかまを着てみたかったので、衣装のみのコースで若侍を選びました。およそ10分であっという間に変身。刀を持たせてもらうと、気持ちもキリリと引き締まります(町原)。

変身後は、映画やドラマにも使われる本物のセットの中へ!

さあ、江戸散策へ出発。
京都・太秦はかつて撮影所が立ち並び、「日本のハリウッド」と呼ばれてきました。東映太秦映画村のある場所は、1926年、阪東妻三郎プロダクションの撮影所として始まり、東映京都撮影所になってから2,000本以上の映画が撮られてきているそうです。今もドラマや映画の撮影が行われ、「あのシーンは、ここか!」と分かる宿場町や港町、有名俳優が池に落ちるお芝居をした場所も見て回ることができます。
時は1866(慶応2)年、坂本 龍馬が襲撃された寺田屋のセット
時は1864(元治元)年、新選組が襲撃した池田屋のセット
かわいい女子はいないかな〜、と助さん。
時代を超えて、3人がエヴァンゲリオンと共に戦う!©カラー
東映太秦映画村にはフォトスポットがたくさんあります。変身後はぜひいろいろな場所で、記念写真を撮ってみてください。その他、忍者ショーやリアルで怖いと評判のお化け屋敷(通年)、各種イベントが開催され、一日中お祭り気分を楽しむことができます。
※お化け屋敷などの有料アトラクションは、扮装姿では利用できません。
マツケングッズなどお土産コーナーも充実!
2023年7月15日(土)~10月1日(日)は、アニメ『鬼滅の刃』とのコラボイベントがあります。「刀と水」をテーマに水遊びエリアを無料開放。また、東映太秦映画村の人気アトラクション「忍者修行道場 刀でGO!!」も、この夏限定でアニメ『鬼滅の刃』バージョンになっています。
この機会にぜひ足を運んでみてください!
コラボイベント実施中! ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

東映太秦映画村


住所:京都市右京区太秦東蜂岡町10
開村時間:9:00~17:00(映画村入場は60分前まで)
変身体験:9:00~15:45
休村日:1月16日(月)~20日(金)(2023年の場合)
入村料:大人2,400円 各セット料金はWebサイト参照。

300着以上の中からお気に入りを見つけられるレンタル着物専門店「イロドリキョウト 清水OKU」

せっかく京都の大学に通っているのだから一度は着物を着て京都の町を散策してみたいですよね。今回は300着以上の中から自分好みの「かわいい」着物が選べる「イロドリキョウト清水OKU」で、レンタル着物体験をしてきました。
ノスタルジックな京町家。小さな入り口なのでお見逃しなく。
京阪電車「祇園四条駅」から歩いて約10分、市バス「清水道」なら徒歩約3分。松原通沿いにたたずむ京町家が「イロドリキョウト 清水OKU」です。のれんをくぐって中に入ると、かわいらしい着物が壁一面に。思わず胸が高鳴りました。
 
レンタルの手順は簡単。前日まではWeb、当日であれば電話で予約をします。当日は手ぶらでOK。イロドリプランは着物、肌着、足袋、草履、バッグまで全て借りられ、着付け料込みで4,400円です。
ニュアンスの違う一点物ぞろい。どれにするか迷ってしまいます。
まずは着物選びから。レースや小花柄、アンティークものなど、大人かわいいからきれい系までたくさん用意されています。元はアンティークの着物屋さんで、「本物の着物に親しんでほしい」と11年前にレンタル着物専門店「てくてく京都」を始めたそうです。イロドリキョウト清水OKUはその姉妹店。カジュアルな柄を中心に生地を選定し、オリジナルで制作した着物も多く並んでいるため、ワンピース感覚で選ぶことができます。
着物を選んだら、次は着付けです。プロの着付け師さんが着せてくださり、全く帯の締め付けがきつくなく、歩いても着崩れしませんでした。
髪の長さに合わせて流行りの髪型にセットしてもらえます。
続いては、ヘアセットです。ヘアセットは別料金(1,100円、要予約)です。髪の長さごとにハーフアップやまとめ髪などのセット一覧を見て選び、スタイリストさんと相談しながら自分好みにセットしてもらえます。おしゃれな髪飾りも選び放題です。所要時間は約15分、着付けと合せて45分~1時間程度です。
最後に襟回りの小物など、いろいろな飾りをつけて完成です。着物姿の自分を鏡で見たときはテンションが上がりました!

お出かけ前に記念撮影し、京都散策へ出発!

身支度が全て終わった後は、お出かけ前に敷地内の撮影スペースで写真を撮ることができます。お面やドライフラワーなどの小物も使用でき、撮影を楽しめます。
ランタンや椅子など、写真映えするかわいい小道具がたくさん。
撮影後はいよいよ京都散策へ。SNS映えで有名な八坂庚申堂(やさかこうしんどう)や八坂の塔はすぐ近く。清水寺までそぞろ歩くのもお薦めです。着物姿で町を歩くと、京都に溶け込んだような気分になれます。
着物は肌触りが良く、想像以上に涼しく感じました。その一方で、夏以外の時期の着物は裏地付きで、着る枚数も増えるので温かく着ることができます。日本の四季を楽しめる着物の良さを知ることができました。
写真左は、紺の絞りの浴衣。黄色い帯や籠バッグが映えます。写真右は、薄い水色の小花柄の着物にピンク色のレース地の半幅帯を合わせました。
イロドリキョウト清水OKUでは、着物やバッグなどの小物、草履など全て季節ごとに入れ替えているそうです。足袋パンプスや、着物にスニーカーを合わせるなどルールに縛られない新しい着方も提案し、着やすさと流行を先取りしています。スタッフの方にお話を伺って、リピーターが多い理由が分かりました。
「シュハリスキョウト」のはかまイメージ
また、イロドリキョウト清水OKUの姉妹店「シュハリスキョウト」では、卒業式のはかまや振袖のレンタルも行っています。上品な伝統柄があしらわれたアンティーク品からパステルカラーの現代風のデザインまで、かわいいはかまと着物がそろっています。
 
 

イロドリキョウト清水OKU


住所:京都市東山区新シ町127番地1
営業時間:9:00〜18:30
返却時間:18:30
※体験は、前日まではWeb、当日は電話で予約が必要。

変身、レンタル着物体験は、何を着ようか迷う時間も楽しいポイント。そして選んだものを実際に着てみると、普段とは違う特別な気持ちになり、洋服にはない非日常を味わえます。時代衣装や着物に身を包み、京都を目いっぱい楽しんでみてくださいね。

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