2022.08.09
カルチャー神社は御朱印だけじゃない!アートプロジェクト「KAMIZU」とは?

皆さんは「KAMIZU」をご存知でしょうか?デザイナーの北川 一成さんによって生み出されたアートプロジェクトで、八百万の神をモチーフに多種の個性的な「神さまのつかい」がデザインされています。現在は、京都の神社をはじめ、いろいろな場所で展開されています。奇妙さとかわいさを兼ね備える、不思議な雰囲気。その理由を探るべく、KAMIZUを手掛けるグラフ株式会社の京都事務所を訪ね、プロジェクトマネージャー、稲垣 周さんにインタビューを行いました。
現代的にデザインされた神の使い。KAMIZUが生まれた理由とは?



北川さんはKAMIZUのデザインにあたって、いわゆる”ゆるキャラ”のように可愛いだけの存在にならないようにすることを心がけました。目的はあくまでも、日本文化の精神性や、それらに守られてきたものに注目してもらうことです。だからこそ可愛いだけではない、どこか「引っ掛かり」を覚えるような存在として生まれたのだとわかりました。
KAMIZUに会える京都の神社は4社!授与品をご紹介



またKAMIZUプロジェクトに参加している神社には、KAMIZUスタンプがあり、たとえば御朱印をいただいた隣に押すことができるんです!

京都では上賀茂神社と貴船神社、平安神宮 、松尾大社の4社。そこではKAMIZUの授与品が手に入ります。
兵庫では生田神社、東京では穏田神社と猿楽神社、
群馬では山名八幡宮で見られるとのこと。本学からもほど近く、なじみ深い上賀茂神社でも、KAMIZUが展開されているのです!もしかすると、すでに見かけた方もいるかもしれませんね。この機会にKAMIZUを見に、ぜひ神社へ足を運んでみてください。
番外:上賀茂神社を参拝しました


後日、上賀茂神社を訪れました。授与所には他の授与品と並んで、KAMIZUの授与品が置かれています。若い世代に向けて生み出されたKAMIZUの授与品ですが、稲垣さんによると、女性を中心に幅広い年齢層に好まれているのだそうです。
また、上賀茂神社では「いかづち」と「やたがらす」のスタンプが置かれています。京都4カ所にある神社のコンプリートを目指したいです!

かわいらしくもどこか奇妙な印象を受ける、KAMIZUの神さまのつかいたち。日本にもともと根付いている神々の使いとして、私たちを見守ってくれているのかもしれません。そんな彼らを身に着けると、きっとご利益がある?!皆さんもぜひ神社を訪れて、神さまのつかいを人生のお守りとしてはいかがでしょうか。