最近、学内でよくみかける「人差し指を立てた」大きな手と 「ONLY ONE CAMPUS」に込められたメッセージを解き明かす

ピロティにある、ひときわ大きな人差し指を立てた青い手と「ONLY ONE CAMPUS」の文字。今回話を聞いた、広報部の増村尚人さん(左)、志学会執行委員会の桂弘樹さん(中央)、学生部の杉江芳隆さん(右)。

秋学期に入って対面授業が始まり、久しぶりに大学へ足を運んだ方も多いのではないでしょうか。新入生はようやくキャンパスでの学生生活が始まりましたね。学内のいたるところで、人差し指を立てた手と「ONLY ONE CAMPUS」の文字がステッカーやポスターで掲示されているのに気づきましたか?青やピンク、黄緑とカラフルなデザインワークが目を引きます。そのポーズとフレーズだけでは終わらない、連動するイベントに込められた「ONLY ONE CAMPUS」の想いに迫りました。

京都産業大学ならではの日本最大規模の文理融合型一拠点総合大学

現在、「ONLY ONE CAMPUS」のフレーズを軸にした企画が進められています。その第1弾として昨年10月の「クラブフェスティバル」や12月の「トークショー」のほか、今後もイベントが企画されているそうです。

そもそも、なぜ 「ONLY ONE CAMPUS企画」が始まったのでしょうか?きっかけは、教職員の学生への想いからスタートしたそうです。
「コロナ禍で大変な状況にある学生を元気づけるには、今こそ学生と教職員の一体感が大切だと考え、学生を代表する志学会執行委員会と学生部、広報部で何ができるか話し合いました。キャッチコピーを検討する際には、本学のスローガン『むすんで、うみだす。』を実現できるのは本学の特徴である日本最大規模の文理融合型一拠点総合大学-ワンキャンパスだから。『学生と教職員が一つになり、オンリーワンな学生をうみだす』という意味を込めて決定しました」(広報部・増村さん)

「コロナ対策とスピード感を重視したイベント。無我夢中でした」

企画の第1弾として、10月20日から2週間にわたり「クラブフェスティバル」を開催。昼休みにピロティで30団体の公認団体がパフォーマンス等で魅力をPRし、キャンパスを活気づけました。これは志学会執行委員会を含む学生が中心となり実現しました。
「クラブフェスティバル」当日の様子。音楽団体の発表では歌声がピロティに響いた。
短い練習時間で臨んだとは思えないパフォーマンスで多くの学生を魅了したダブルダッチ部。
昼休み、多くの学生が足を止めてパフォーマンスに見入った。
今回の企画を推進してきた広報部の増村尚人さん、志学会執行委員会の桂弘樹さん、学生部の杉江芳隆さんに話を聞きました。
それぞれの立場から企画への想いを聞いてみます。
志学会執行委員会で課外活動のサポートを担当している桂さんは、新型コロナウイルスが猛威を振るった後の初のイベントである「クラブフェスティバル」の担当になりました。
志学会執行委員会の桂弘樹さん。青色と白のジャンパーは志学会執行委員会のユニフォームだ。

「昨年8月に広報部の増村さんから声がかかりました。『学内に活気を取り戻すために、新入生と在学生になにかできることはないか』という話があり、コロナ禍で公認団体への入部が進んでいなかったことから、『新入生がクラブに入るきっかけとなるパフォーマンスの場を設けよう』と企画を考えました」(志学会執行委員会 桂さん)

そして桂さんは、学生部で課外活動のサポートを担当する杉江さんに相談しました。杉江さんは体育会アイスホッケー部で活躍されていた本学卒業生で、学生と年齢の近い杉江さんは、学生を代表する桂さんの想いを、誰よりもわかる立場です。

学生部の杉江芳隆さん。現在は体育会アイスホッケー部の相談役を務める。
「学生部では、いつ課外活動が再開できるか検討していました。桂さんの話を聞いて何とか協力したいと思いました。まず考えたのは感染防止対策です。企画が出たのが8月、実施が10月。通常、イベントは半年近くかけて準備しますが、これまでにない短期間で学生自治会の学生は準備をしてくれました。桂さんを中心に学生自治会の学生は本当に頑張ったと思います。今回のクラブフェスティバルでは学生自治会の力で、学内に活気を取り戻せたように感じましたね」(学生部 杉江さん)
クラブフェスティバルには多くの学生が集まった。

「重視していたのは、感染防止対策とスピード感の両立です。出席者の名簿づくりやアルコール消毒の方法など『クラブフェスティバル』の直前は無我夢中でした。30団体が参加してくれたのは嬉しかったです。パフォーマンスも各団体の個性が見えたと思います。終了後のアンケートに『やってよかった』、『来年もやりたい』という意見があり本当に良かったです。新入生が入ってきてくれた団体もあったようです」。(志学会執行委員会 桂さん)

※2021年1月12日~1月19日の間、2020年度を締めくくるイベントとして、再びクラブフェスティバルが開催されました。各団体のパフォーマンスは後日Microsoft Teamsにて配信される予定ですので、見逃した方はぜひご覧ください。詳細はPOSTや志学会執行委員会のTwitterにてご確認ください。

世界で活躍するアスリートによる学生応援企画

第2弾は、世界で活躍している卒業生アスリートが在学生に応援メッセージを送る企画です。このトークショーは在学生全員に向けた企画で、日本人唯一のプロラクロス選手である山田幸代選手、メジャーリーグで活躍中の平野佳寿選手、ラグビー日本代表の田中史朗選手に協力していただきました。3名それぞれの学生時代の話や、在学生からの質問にお答えいただき、最後に在学生に向けてメッセージを頂きました。

「ONE」の文字がひときわ大きい理由とは?

広報部の増村尚人さん。「ONLY ONE CAMPUS」のメッセージに込める思いは、ひときわ強い。

人差し指を立てるポーズは一般的には「No.1ポーズ」と言われており、「目標達成や夢を実現するため」の意思統一や勇気を与える意味が含まれていると言われています。
京都産業大学では、このポーズを「ONLY ONEポーズ」と呼ぶそうです。目標達成や夢の実現に加え、「コロナ禍で大変な時だからこそ学生と教職員が一つになり、明るく前向きに新しいことにチャレンジしていこう」というメッセージが込められているデザインなのだと、広報部の増村さんが教えてくれました。

さて、京都産業大学在学中のみなさんは、写真を撮るときにどんなポーズをとっているでしょうか?「ピース」もいいけれど、「ONLY ONEポーズ」にしてみてはいかがでしょうか。
近くにいられなくても、1つの場所に大人数で集まれることが難しくても、みんなで「ONLY ONEポーズ」で揃えることで、学生同士、学生と大学がつながっていることを感じられるのがこのハンドサインのいいところです。このポーズから、京都産業大学の一体感が伝わっていくことでしょう。

左右どちらの手でも。手の向きにも、特に決まりはないそうです。
そんな思いを知って、ぜひ学内に貼られたステッカーやポスターの数々、そして今後の「ONLY ONE CAMPUS企画」にも注目してみてください。

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