【理学部】勝股 審也 教授「令和6年度 文部科学大臣表彰」受賞記念シンポジウムを開催しました

2024.09.11

京都産業大学 理学部 勝股 審也 教授が、「令和6年度 文部科学大臣表彰」を受賞したことを記念し、2024(令和6)年7月13日にキャンパスプラザ京都において、「コンピュータを数学する」と題した受賞記念シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムの副題は「AI時代を支えるプログラムの安心・安全を目指して」です。情報技術は今日不可欠なものですが、その土台となる「安心・安全」の部分で、数学が大きな役割を果たせることを示した、勝股 教授の研究成果を広く知っていただくとともに、今後の可能性や発展性について共に考えることを目的としています。
第1部では、勝股 教授が「コンピュータを数学する」というタイトルで講演を行いました。自身の幼少期の話から始まり、圏論によるプログラミング言語の意味論との出会いや研究へ話は進み、最後には、「コンピュータの数学の良いところは、数学の自由さと、簡潔さを尊ぶ価値観のもとで、コンピュータの本質について思いを巡らせることができる点にある」と結びました。
勝股 教授による講演
第2部では、京都大学 数理解析研究所 長谷川 真人 教授に「プログラミング言語と数学」についてご講演いただきました。長谷川 教授は勝股 教授の業績を紹介する中で、「プログラム意味論とは、計算の実行の過程で変化しないプログラムの性質を研究する学問である」と定義し、幾何学との対比の中で興味深い話題を展開されました。
長谷川教授による講演
第3部では、コーディネーターの京都産業大学 理学部 河北 秀世 教授のもと、パネルディスカッションが行われました。2人の講演者に加え、理学部 西道 啓博 准教授も交えたパネリストの間で、人とAIへの関わり方や、そこでの数学の役割などが活発に議論されました。 
パネルディスカッションの様子
当日は多くの学生や教職員、一般の方々が参加され、大盛況のうちに幕を閉じました。京都産業大学では、今後もこのような企画を通じて、研究の発展と知識の共有を促進していきたいと考えています。