【文化学部】中野ゼミで、ホテルの独創的な価値とブランド戦略を学ぶフィールドワークを行いました!!
2024.05.30
文化学部京都文化学科 中野 宏幸教授の「観光文化基礎演習A(2年次生)」では、5月26日、インバウンド旅行者が増えている東山に立地する「ザ・ホテル青龍 京都清水」を訪問し、ホテルのコンセプトやブランド戦略の考え方を学びました。中野ゼミでは、ホテルのブランド価値について継続的に演習を行い、魅力向上に向けた考え方やそれを支える取組について理解を深めています。


総支配人の広瀬 康則氏より、ホテルの歴史とそのコンセプトである、「記憶を刻み、未来へつなぐ」の考え方の説明をいただきました。「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、2011年3月に閉校した元清水小学校を改装し、2020年に開業しました。清水小学校は1869年(明治2年)に、地元住民によって創設された学区制の番組小学校のうちの1つです。コミュニティの核として地域とともに歩んできたストーリーを大切にし、先人達の英知と努力を生かしながら、清水地域の良さを世界に向けて発信しています。また、セールス&マーケティング部ディレクターの清野 了平氏より、「青龍ブランド」の確立に向けた複数のメディアを活用した取組の説明があり、ブランド戦略に沿った継続的な努力として、セールスやマーケティングの部門だけでなく、現場のさまざまなスタッフの協力と活躍が不可欠であると話されました。

学生からは、「小学校の頃の姿や伝統・歴史を強く感じた。高級感がありながら、どこか懐かしさや安心感のあるホテルで、ぜひいつか宿泊してみたいと思った。」「カーテンを開けると八坂の塔がみえるサプライズが楽しめる客室、宿泊客なら誰でも利用できるラウンジやプライベートバスルームなど、価格以上のサービスを提供しようとする姿勢・考えが伝わってきた。」「ブランド力を高めるために、それぞれの役割を果たしながら一致団結し、ホテルマンのイメージにとどまらない沢山の仕事を担っていることを知ることができた。」といった声が聞かれました。
変化する交流・観光の動態とあわせ、地域や企業の活動への理解を深めつつ、地域とともに発展する考え方を創造してもらいたいと思います。
変化する交流・観光の動態とあわせ、地域や企業の活動への理解を深めつつ、地域とともに発展する考え方を創造してもらいたいと思います。