【国際関係学部】学部の学びを超えて活躍する4年次 本田 恵太郎さんを取材しました!
2023.04.28
1. 国際関係に興味を持ったきっかけ
高校時代は、大の理系好きで、大学では、宇宙物理学を専攻しようと考えていました。高校3年の秋、TED talk の「火星を開拓するより、地球の砂漠を活用する方が効率的」という趣旨の動画を見て、宇宙の夢を描く前に、まずは地球の問題に目を向けてみよう、と考え始めたのが国際関係学に興味を持ったきっかけです。中学一年の時に一人で訪れたアメリカで海外の原体験をして、馴染みのある日本での生活から離れて異文化で生活することに無性の喜びを感じ、英語も得意であったことから、本学の国際関係学部に進学し、将来的に海外に活躍の場を移す準備をすることに決めました。
2. 今、注目している取り組みは何ですか?
ドイツ移住へ向けた具体的な進路の模索です。日本で就職活動を行わず、4年次より、ドイツに活動の場を移すことを決めているため、その下準備として、外部資金に採択いただき、「ドイツでの就労と進学の可能性の調査」というテーマでドイツに渡航し、6都市を訪問してきました。
現地では、日系法人や日系企業を訪問させていただき、ドイツの貿易・経済、地域の特徴の知識に加え、自分のドイツ移住に向けて、ドイツ歴の長い方々から貴重なアドバイスをたくさんいただきました。また、現地のドイツ人学生に大学や都市を紹介していただき、ドイツの大学システム、就職文化の違いなどを学びました。
また、現地のさまざまな背景をもつ数多くの学生との交流を通じて、日本で築き上げてきた固定観念や日本式のキャリア選択は自分に向いていないと感じ、結果的に、ドイツの大学に編入学する目標が定まり、今回の渡航をきっかけに、自分の進路が大きく前進しました。
現地では、日系法人や日系企業を訪問させていただき、ドイツの貿易・経済、地域の特徴の知識に加え、自分のドイツ移住に向けて、ドイツ歴の長い方々から貴重なアドバイスをたくさんいただきました。また、現地のドイツ人学生に大学や都市を紹介していただき、ドイツの大学システム、就職文化の違いなどを学びました。
また、現地のさまざまな背景をもつ数多くの学生との交流を通じて、日本で築き上げてきた固定観念や日本式のキャリア選択は自分に向いていないと感じ、結果的に、ドイツの大学に編入学する目標が定まり、今回の渡航をきっかけに、自分の進路が大きく前進しました。




3. その取り組みに参加したきっかけ・動機
私はドイツ人のパートナーの影響もあり、一年前にドイツ語学習を始めました。ドイツ語を学ぶことがとても楽しく、次第にドイツの政治経済についても関心が湧き、ゼミ研究でもドイツの移民政策について研究するようになりました。“就活”という単語が聞こえ始めた3年次には、ドイツに移住することを決意し、その可能性を模索しました。そして、日本からインターネットで手に入る情報は少なく、実際に現地で調査するしかないと考え、参加しました。
4. 参加して、プラス(成長)につながったこと、気づきは?
一つ目は、自律の覚悟ができたことです。「自分が移住すると決めた国」へ足を運んだ感想としては、観光で訪れるときと全く異なるものでした。日本では見慣れぬ光景の数々はまるで他人事には思えず、自分がこの異なる社会に適応しなければならないという覚悟を感じました。特に、さまざま移民で溢れるドイツは日本のように共通の常識という概念がありません。ドイツ語を話せば世界中の人々を受け入れる代わりに、どう生きるかは自分次第という環境の中で、自律の力が試されると感じました。
二つ目は、ゼロから作り上げた計画を実現したという経験です。今回の渡航に際し、私が重視していた「実際に自分の将来と直結して役に立つフィールドワークを実施すること」が達成できました。将来のドイツでのキャリアプランが見出せなかったところから、実際に現地で志望する進学先を見つけ、ドイツでのキャリア設計を具体的に描くことができるようになりました。また、初めてのアポ取りや企業訪問を経験し、社会人としての責任やマナーを身につけることができました。
二つ目は、ゼロから作り上げた計画を実現したという経験です。今回の渡航に際し、私が重視していた「実際に自分の将来と直結して役に立つフィールドワークを実施すること」が達成できました。将来のドイツでのキャリアプランが見出せなかったところから、実際に現地で志望する進学先を見つけ、ドイツでのキャリア設計を具体的に描くことができるようになりました。また、初めてのアポ取りや企業訪問を経験し、社会人としての責任やマナーを身につけることができました。


5. 国際問題を考える上で、普段から心がけていることはなんですか?
「私がこの人だったら何を考えるか?」ということを意識しています。いつも自分を国際問題の当事者に当てはめて、どう感じるか、その感覚を大事にしています。その感情を見つめ直すことで、客観的に国際問題を捉えることができると思います。


6. 今の活動をとおして、今後の抱負、また将来に繋がること・繋げたいことは?
今回の活動を通して、ドイツの大学で政治学を専攻することを決めました。
短期的な目標としては、学士課程を始めるのに十分なドイツ語を習得することです。来年の春までにC1レベルを取りたいです。今は、今年8月からの渡航への準備を進めるとともに、残り4ヶ月の最後の日本を感じながらドイツ語学習に励んでいます。
長期的な目標としては、政治学を自分のプロフェッションとして学ぶことです。ドイツでは、自分の専攻と職業が結びついていることが多いです。したがって、ドイツの大学では、学際的な学びではなく、政治学を専門として学び、可能性があれば、修士の道にも挑戦してみたいです。
国関で得た学際的な知識とクロスゼミでの政治学の学びは必ず、今後役に立つと信じています。これまで学んだことを生かし、さらに飛躍したいです。
短期的な目標としては、学士課程を始めるのに十分なドイツ語を習得することです。来年の春までにC1レベルを取りたいです。今は、今年8月からの渡航への準備を進めるとともに、残り4ヶ月の最後の日本を感じながらドイツ語学習に励んでいます。
長期的な目標としては、政治学を自分のプロフェッションとして学ぶことです。ドイツでは、自分の専攻と職業が結びついていることが多いです。したがって、ドイツの大学では、学際的な学びではなく、政治学を専門として学び、可能性があれば、修士の道にも挑戦してみたいです。
国関で得た学際的な知識とクロスゼミでの政治学の学びは必ず、今後役に立つと信じています。これまで学んだことを生かし、さらに飛躍したいです。

7. 皆さんへ
ドイツは多くの歴史を乗り越え、社会問題に真摯に向き合う素晴らしい国です。留学を検討される際に英語圏に絞ってしまうことは本当にもったいないと思います。世界には英語圏以外にも教育水準の高い素晴らしい国はたくさんあります。また、日本を出ると、英語を話せることは当たり前であり最低条件です。日本人が英語だけを武器に海外挑戦することは難しいです。在学中に他の言語に取り組むことは、視野を広げ、新たな教育や就労の機会を掴むきっかけになると思います。色々なことにチャレンジしてみてください。
