ボラトーク「対馬・地方・グローバル~未来をつなぐ対話~」開催報告
2023.07.28
今回は、国内にいながらも国際問題に近いところで活動したいという思いから、アップサイクルやフェアトレードなどエシカルグッドな取り組みを行う企業でのインターンや地域活性化活動に参加してきた国際関係学部4年次生をゲストに迎え、話を伺いました。


開催概要
日時 | 2023年7月4日(火)12:30~13:00 |
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会場 | 真理館3階 SR307教室 |
ゲスト | 森賀 優太さん(国際関係・4年次) |
内容 |
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参加者数 | 9人 |
内容
ゲストの森賀優太さんは、現在は休学し、長崎県対馬市で生物多様性のことや森と里山と海づくりについて学んでいます。
もともと環境や人権など国際的なイシューに関心を持っていた森賀さんは、釜ヶ崎でのホームレス支援の活動などローカルな活動に関わる中で、グローバルな問題はローカルの問題でもある、ということに気付きました。地方の現場では、大学で学んでいる国際問題がリアリティを持って迫ってくる、と語ります。その思いがきっかけとなり、西陣や舞鶴、長野、愛媛など、さまざまな地方の現場に足を運ぶようになりました。
対馬との出会いのきっかけは、瀬戸内の島で出会った「離島工学」という考え方にある、と言います。島でできることは日本でもできる、という考え方に基づき、防災や廃棄物問題などを考える視点を通じて、離島というローカルな場からグローバルな問題を考えたいと思うようになりました。
対馬は島であるため、さまざまな問題とその発生源が近いことで、メカニズムを理解しやすいことが特色だそうです。人が入らなくなった森から土砂が海に流出し、海が濁るというメカニズムを目の当たりにすることで、「学んだことが実在するんだ!」という時間を持つことができた、と語ります。
こうした出会いをもたらすフットワークの軽さの理由は、「好奇心」にある、と言います。世の中がどうなっているんだろう、知りたい、見たい、という思いを大切にすることで、さまざまなネットワークがつながっていくことに気付きました。そうしたネットワークが次の行き先を示してくれる、と言います。
最後に、森賀さんから参加者にメッセージが贈られました。
「私を含む学生は動く前に考えすぎている。やっていいのか、迷うこともあるかもしれないけど、現地に行ったからこそ見えるものがある。ボランティアは現地に行き、関わる理由になる。見たい、と思う物を見に行こう。」
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