合理的配慮申請学生からのメッセージ
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私には嗅覚過敏と聴覚過敏という特性があり、香水や制汗剤の臭いで気分が悪くなったり、講義中の他人のヒソヒソ話が先生の声と同等の大きさで聞こえてしまうため、私語をされると上手く講義内容が聞き取れないという弊害があります。
大学では高校までと違い、基本的に座席が自由なので、自分の席の周りに香水の強い人や騒がしい人が来てしまう可能性もあります。
そこで私は、嗅覚過敏が原因で気分が悪くなった場合には、外の空気を吸ってしばらく風に当たっていると体調が回復する場合が多いので、『気分が悪くなった際における、講義中の自由入退室の許可』と、『講義中の私語の注意』『聞き洩らしを防ぐため、課題などの成績に関する重要な情報の視覚化』『定期テストの別室受験』をお願いしました。
すると、上記の内容だけでなく、ある先生は講義の座席を完全指定席にした上で、換気のできる窓際や人のにおいが来ない前方の席を選択させてくださったり、ある先生は厳格に私語の注意をしてくださったり、またある先生は、私が通学中のシャトルバスで周囲のにおいに酔って嘔吐し、遅刻してしまった際には、遅刻を許容してくださったりしました。
これらは全て先生方のご厚意によるものであり、申請内容以外のことに関しては確約されたものではありませんが、自身の特性を正確に伝え、障害学生教育支援センターから先生に共有してもらうことで、ちゃんと出来ることを頑張っていればどうしようもないことは助けてもらえるというのが非常にありがたかったです。
最後に、障害学生教育支援センターの皆さんは非常に親身に相談に乗ってくれます。なにか授業に不安がある場合は、一度相談してみることを強くお勧めします。。
生命科学部 Nさん 2025年度卒
私は下肢機能不全により、車椅子を使って生活しています。私が大学生活を送る上で不便は多く、様々な場面で事前の配慮や手助けを借りています。例えば、入口に段差がある教室や座席指定のある授業での対応からドアの開閉に至るまで、できないことがたくさんあります。そのため、大学に対する合理的配慮の申請によって、教室の変更や座席の変更など、ベース部分から配慮いただいています。教室が狭いことがありがちな少人数講義だったとしても、事前の配慮があれば安心して受講できますし、大学生活をまんべんなく楽しむために最大限利用しない手はないと感じます。周りと同じ方法が取れなくても、周りと同じだけ楽しむことはできるはず。そのために、合理的配慮は私にとって欠かせない手段なのです。
経営学部 Mさん 2025年度卒
僕は「感音性難聴」という障害を持っているため、日々の授業でパソコンテイクを受けています。僕は補聴器をつけていますが、相手の口などを見ないと何と言っているのかわかりません。そのため、普段は口を見せ合うようにコミュニケーションをとっています。しかし、大学の授業では、広い教室で、かつ大人数の中で受講するため、先生の口を読み取るのは困難です。大学ではサポーターさんのご協力のもと全ての授業にパソコンテイクをつけてもらっています。そのお陰で勉強面で困る事はなく、他の学生と同じ状況で授業を受講することができ、大学生ライフを楽しむことができています。日々サポートしてくださるサポーターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひパソコンテイクに興味がある方はご協力してくだされば嬉しいです。よろしくお願いします。
情報理工学部 Fさん 2022年度卒