京都学び育みマルシェ2026「実感して学ぶ!世界農業遺産体験」に高橋研究室・三瓶研究室が合同出展
生命科学部の高橋研究室と三瓶研究室は、2026年9月6日(日)に京都産業会館ホールで開催された京都学び育みマルシェ2026「実感して学ぶ!世界農業遺産体験」に合同出展しました。
今回の出展では、来場者の皆さまに世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」について楽しみながら学んでいただき、その生態系サービスや生物多様性の価値に関心を持っていただくことを目的として、体験型の展示を行いました。
イベントは午前10時から午後5時まで開催され、当日、会場は親子連れを中心とした大勢の来場者で賑わいました。本ブースにも約200名の方々が見学・体験に訪れ、梅システムで活用される炭を実際に叩いて音を聞く体験や、学生との対話を通じて世界農業遺産について学んでいただきました。見学・体験された方からは、「初めて世界農業遺産について知った」「自然と人の暮らしのつながりがよく分かった」といった声が寄せられ、ブースは終日賑わいを見せました。
また、来場いただいた方には、これまでの関連イベントに寄せられた意見や感想をもとに学生が企画・制作した3種類の「UME SYSTEMオリジナルクリアファイル」のほか、生物多様性について楽しく学べる子ども向けペーパークラフトも配布し、多くの来場者に好評をいただきました。
参加した生命科学部3年次生の泥蒼太さんは「一般の皆さんに説明するのは初めての経験で、どう説明すれば伝わるか緊張しましたが、いざ話してみると特にお子さんたちが純粋に興味を持ってくれることが嬉しくて、こちらも楽しく説明できました。また「みなべ・田辺には行ったことあるけど、こんなシステムがあることは知らなかった」など真剣に耳を傾けてくださる方もいらっしゃって、梅システムや備長炭について皆さんとお話する中で、多くの学びを得ることができました。」と話しました。
本イベントは、京都産業大学生態系サービス研究センター、植物科学研究センターみなべ町、まちキャンパスプロジェクト、たかだ果園をはじめ、多くの関係者のご協力により実施されました。

展示ブースと来場したお子さんに説明する様子
参考:
<みなべ田辺の梅システム>
和歌山県みなべ・田辺地域は、日本一の梅生産地として知られ、400年にわたり独自の農業システムを維持してきました。養分の少ない斜面には薪炭林を残しながら梅林を配置し、土壌の流出を防ぐとともに、高品質な梅の生産を持続しています。梅の受粉にはニホンミツバチが活用され、生態系を守る役割を果たしています。この農業システムは自然環境を守りながら、地域の伝統的な食文化や祭事など人々の暮らしと結びついています。
<世界農業遺産>
世界農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と,それに密接に関わって育まれた文化,ランドスケープ及びシースケープ,農業生物多様性などが相互に関連して一体となった,世界的に重要な農林水産業システムを、国連食糧農業機関(FAO)が認定する仕組みです。
- 本イベントに関するサイト
- 植物科学研究センター
- 生態系サービス研究センター
- 高橋 純一 准教授 高橋研究室
- 三瓶 由紀 准教授