法学部
舞鶴市役所
由里 正輝さん
2017年 法学部 法律学科 卒業
- Keywords
- 公務員、法律、観光

観光誘致のイベント企画に取り組んだ学生時代
舞鶴市は、海軍の町・城下町としての歴史が残る地域です。市役所に入庁して最初の3年間は日本遺産に認定されている「舞鶴赤れんがパーク」や、大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』にも登場する舞鶴ゆかりの細川幽斎に関連したPRを担当。現在は東京事務所で中央省庁との連絡調整や、舞鶴出身者とのネットワーク構築などに関わる仕事をしています。
大学時代の学びの中で、今の仕事に直結しているのがゼミでの経験です。法哲学という哲学の面から法の本質を研究するゼミで、「法哲学の概念から地域振興を考える」をテーマに学びました。特に印象に残っているのは、自然体験や地元の人との交流を目的にしたグリーンツーリズムという観光誘致を軸に、三重県いなべ市でフィールドワークを行ったことです。
地元の人は何を求めているのか、観光客の受け入れ体制をどう整えるか。ヒアリングを繰り返し、地元の人にも観光客にも地域への愛着を感じてもらうために何をすべきか考える日々。最終的には子どもを対象にしたイベントを企画し、当時珍しかったスカイランタンを飛ばすことに成功しました。
大学時代の学びの中で、今の仕事に直結しているのがゼミでの経験です。法哲学という哲学の面から法の本質を研究するゼミで、「法哲学の概念から地域振興を考える」をテーマに学びました。特に印象に残っているのは、自然体験や地元の人との交流を目的にしたグリーンツーリズムという観光誘致を軸に、三重県いなべ市でフィールドワークを行ったことです。
地元の人は何を求めているのか、観光客の受け入れ体制をどう整えるか。ヒアリングを繰り返し、地元の人にも観光客にも地域への愛着を感じてもらうために何をすべきか考える日々。最終的には子どもを対象にしたイベントを企画し、当時珍しかったスカイランタンを飛ばすことに成功しました。
法律は現場で応用してこそ身に付く

もともとは警察官になりたくて選んだ法学部でしたが、ゼミで観光誘致に携わったことで、学んだ法律が生かせる場はたくさんあるということに気付きました。実は法律の概念や考え方は、さまざまなところに応用されています。一見、法律とは結び付かないような観光業界も同じ。それが、今の仕事を目指すきっかけになりました。
法律はアウトプットする場が必要です。1・2年次生の頃は、刑法や民法をひたすら勉強して、なんとなく条文を覚えていくだけでしたが、それが実際に社会とどう関わっていくのか考え、行動に移して初めてその役割や使い方を知ることができました。そうすると法律を学ぶことも面白くなってくる。私の場合は、法律によって起こる現象や人の行動を踏まえながら、観光イベントを立案していく過程を大学時代に経験できたことが、大きな財産となりました。大学で培った視野と実行力は、今も実務の中で生かせています。
法律はアウトプットする場が必要です。1・2年次生の頃は、刑法や民法をひたすら勉強して、なんとなく条文を覚えていくだけでしたが、それが実際に社会とどう関わっていくのか考え、行動に移して初めてその役割や使い方を知ることができました。そうすると法律を学ぶことも面白くなってくる。私の場合は、法律によって起こる現象や人の行動を踏まえながら、観光イベントを立案していく過程を大学時代に経験できたことが、大きな財産となりました。大学で培った視野と実行力は、今も実務の中で生かせています。
※掲載内容は取材当時のものです。