生命科学部
第一三共株式会社
山田 等仁さん
2018年 総合生命科学部 生命資源環境学科(現:生命科学部) 卒業
2023年 大学院生命科学研究科 生命科学専攻 博士後期課程 修了
Keywords医薬品、解析、タンパク質
医薬品のもととなるタンパク質の複合体の構造を解析し、人々の健康に貢献
創薬には非常に長い課程が必要になりますが、私はその中で初期のステップである、医薬品のもととなる化合物とタンパク質の複合体の構造を解析する仕事しています。解析したデータをよりよい薬の設計や創薬のスピードアップに役立てることが目的で、研究を通じて、人々の健康に貢献できる点に大きなやりがいを感じています。
大学入学当初は生物分野でも植物に興味があったのですが、授業を受けているうちにタンパク質に興味を持つようになり、構造生物学というタンパク質の複合体を解析する研究室に入りました。研究室では、おもに食中毒の原因細菌が生み出す毒素のタンパク質の解析に注力し、大学院の博士課程まで進みました。学部3年次と早い段階から津下英明教授の熱心な指導を受け、充実した環境で研究に打ち込めたお陰で、大学院では複数の学会で研究を発表する機会に恵まれ、関連学会の奨励賞やなども受賞しました。こうした研究や論文作成、学会発表での経験は、現在の仕事にもそのまま生きています。
また、多くの自然科学の研究に共通することではありますが、研究においては、まだ解明されていないタンパク質の構造を世界で最初に目にする喜びを知ることができ、「発見」という胸躍る感動は、今も私が研究に取り組む原動力となっています。
ワンキャンパスの恩恵を受け、多様な学生との交流を通して成長できた学生時代
大学では、研究室だけにこもることなく多くの経験をしたいと考えていたため、理系3学部共通のグローバル・サイエンス・コースを受講しました。他学部の学生や留学生と共に学ぶことで、英語運用能力やコミュニケーション能力を高めるだけでなく、多角的なものの見方や考え方に触れることができました。意欲的な学生が集まっていたこともあり、英語でのディスカッションの機会を増やそうと、カフェトークなども企画・実現しました。自分たちの手で試行錯誤しながら新たな学びの場を作り出せたのは、とてもよい経験でした。また、情報理工学部の学生の影響で自分でも独学でプログラミングの勉強を始めるなど、専門外の分野にも興味関心が広がり、人間としても研究者としても大きく成長できたと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。
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