野村證券(株)提供講座「経済学部 現代証券市場論」~外国為替相場とその変動要因について~
2021.11.19
経済学部では、証券市場における資金調達や運用、リスク管理や今後の動向などについて学ぶ、野村證券株式会社の提供講座「現代証券市場論」を開講しています。この授業では、同社の現役社員の方から、証券市場における最新の情報を学ぶことができます。
皆さんの中には、海外留学や旅行の経験がある方がたくさんいらっしゃると思います。今はコロナ禍で制限がありますが、来年、再来年にはまたそのチャンスが訪れるかもしれません。その時に必要になるのが「換金」です。私たちは当たり前に日本円と他国の通貨を両替していますが、その裏には外国為替市場があります。
今回は、金融公共公益法人部の服部 英明氏から「外国為替」について、現場での経験を交えた講義が行われました。
(学生ライター 外国語学部3年次 寺尾 都麦)

まず、外国為替について服部氏の体験やエピソードを交えて解説されました。外国為替の取引は、実際に取引所のような物理的な場所があるわけではなく、電話などの手段を通じて行われます。24時間休む暇がないため、海外にいくつもの拠点を置き、常に緊張感のある現場で仕事をされていたそうです。秒単位で値段が変わり、取引の成立・不成立に関わることから言い間違いが許されない緊張感のある世界が、私たちが講義を受けている瞬間にも動いているというリアルな話をされました。
次に、為替レートの種類や詳細、米ドル中心の市場慣習を踏まえた日本円とユーロをやりとりする際のポイント、為替変動の決定要因やメカニズム、考え方や数値の出し方など、複雑な外国為替について例を挙げながらかみ砕いて解説され、受講生は真剣なまなざしでペンを走らせていました。
最後に、教養を身に付けることの大切さについて話されました。服部氏は理学部数学科を卒業されており、学生時代は数学以外の教養を積極的に身に付けることがなく、仕事を始めてから教養を身に付けることの大切さを実感されたそうです。「仕事はチームで行うものなので、自分の考えを他人と共有することが必要不可欠です。仕事で成功するためには、他人からの信頼と自らの意見を裏付ける理論が必要で、それらを構築するのが、まさに学生時代に身に付ける教養だと思います」と受講生にその重要性を語られました。
最後に、教養を身に付けることの大切さについて話されました。服部氏は理学部数学科を卒業されており、学生時代は数学以外の教養を積極的に身に付けることがなく、仕事を始めてから教養を身に付けることの大切さを実感されたそうです。「仕事はチームで行うものなので、自分の考えを他人と共有することが必要不可欠です。仕事で成功するためには、他人からの信頼と自らの意見を裏付ける理論が必要で、それらを構築するのが、まさに学生時代に身に付ける教養だと思います」と受講生にその重要性を語られました。


学生時代のうちに教養を身に付けることが重要だという話が印象的でした。私は外国語学部生ですが、自らの専門だけでなく、身の回りのあらゆることに興味を持ち、教養を身に付けることが必ず将来の役に立つという服部氏の言葉を胸に、まずは今回の授業で学んだ為替や経済のニュースに積極的に目を向けてみようと思います。