太陽系には地球以外にも金星や火星が大気を持ち、それぞれに雲があり風が吹き、気圧や気温も場所によって変化します。しかし、その様相は地球のお天気とは大きくことなることが知られています。また、太陽系の中心である太陽自身も絶えず変動し、太陽風という荷電粒子の流れを風のように吹き出しています。太陽風は地球のオーロラの原因になり、様々な影響を地球に与えるだけでなく、他の惑星の大気にも影響を及ぼします。こうした「宇宙天気」についても、太陽系のお天気という視点で捉え、太陽系に見られるさまざまなお天気を紹介します。

この展示は、明石市立天文科学館で2024年2月3日から4月7日に開催された特別展を巡回するものです。この特別展の主担当学芸員は、本学理学部 宇宙物理・気象学科の卒業生（2020年卒）です。また、制作には神山宇宙科学研究所が協力しており、金星や火星の気象学を専門とする髙木 征弘 教授、佐川 英夫 教授、安藤 紘基 准教授、小郷原 一智 准教授（すべて本学理学部）が展示内容の監修を行いました。

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