2026.10.20

文化学部・倉科教授の訳し下ろした書籍が刊行されました

文化学部文化構想学科 倉科 岳志 教授による訳し下ろし、ベネデット・クローチェ『歴史叙述の理論と歴史』(講談社学術文庫)が、このたび刊行されました。

歴史叙述に長年取り組んできたクローチェが、その経験をふまえて「歴史とは何か」を問うた古典的作品です。理論篇では「すべての真の歴史は現代史である」や特殊史としてまとめられる普遍史といった命題が提示されています。歴史篇では過去の語られ方が古代から20世紀に至るまでの思想史として展開されています。本作は哲学を歴史の一契機に包摂しようとの企図のもとで書かれ、歴史こそが唯一の認識形式であるとの立場に至るまで、クローチェの学問にとって「礎石にして道標」であり続けました。

倉科 岳志 教授 教員紹介