本学の生命科学部学生がみなべ町で2月8日のUME-1フェスタと 22日の生き物観察会に出展・発表を行いました。
和歌山県みなべ町と本学の生態系サービス研究センターが共同で、同町で開催された2つのイベントで生命科学部の食農システム学研究室と高橋研究室との学生たちが発表を行いました。
UME-1フェスタin梅の里みなべ 2026
2026年2月8日に開催された梅oneフェスタに出展し、学生主体の企画を地域の皆さまに紹介しました。食農システム学研究室は、若者の世界農業遺産への関心喚起を目的に制作した3種類のクリアファイルを展示し、QRコードからアンケート回答を呼びかけました。また、今後実施予定の染色体験に向け、染色したハンカチやコースターの見本も紹介しました。高橋研究室では、南部高校と共同開発したはちみつアイスや、学内産はちみつを使った梅干しはちみつ、はちみつうめ石鹸のワークショップを開催しました。

京都産業大学のブースで提供した南部高校とコラボのはちみつアイスと子どもたちに梅システムのクリアファイルの説明をしている様子
強風や雪に見舞われたにもかかわらずアイスを手に取ってくださる方もおられたほか、小さな子どもたちが石鹸づくりやクラフト体験に楽しそうに参加してくれました。また、クリアファイルに興味を示して手に取る子どもたちの姿は、学生にとって大きな励みとなりました。学生の中には卒業を控えたものもおり、地域の方々と直接ふれあう貴重な機会となったことを喜ぶとともに、クリアファイルを制作し、イベントに参加した4年次生の久下愛実さんは「活動の集大成として、現地のイベントで地域の方に見ていただけたことはとても励みになりました。このクリアファイルを通じて、みなべ町やみなべ・田辺の梅システムの関心につながっていくと嬉しいです」と語っていました。

UME-1フェスタ参加校の表彰式
生物多様性調査報告・生き物観察イベント
生命科学部 高橋研究室では、みなべ町と和歌山県みなべ町の梅林において、1年間にわたり継続してきた生物多様性調査の成果報告、および地域住民の方々を対象とした生き物観察イベントを開催いたしました。本イベントは、調査を通じて明らかになった梅林の豊かな生態系を、地元の皆さまに直接体感してもらうことを目的としたものです。
当日は、白梅と紅梅の香りの嗅ぎ分け体験や、調査期間中に自動撮影カメラが捉えた多様な野生動物の映像紹介など、五感を使ったプログラムを実施しました。さらに、梅林内を歩いて生き物を探すオリエンテーションも行い、身近な自然の中に潜む命の営みに触れる貴重な機会となりました。
本プロジェクトに携わった3年次生の藤井 陽菜さんは、「1年間にわたるみなべ町での生き物調査を経て、今回は多くの地元の皆さまと活動できたことが大きな学びとなりました。白梅と紅梅の花の香りを嗅ぎ分ける体験では、大人も子どもも夢中になってその特徴の違いを探る姿がとても印象的でした。また、定点カメラに映った動物を題材にしたクイズや、梅林での生き物調査では、最初は控えめだった子どもたちが次第に夢中になり、小さな発見を嬉しそうに教えてくれる姿に深い感動を覚えました。捕まえた生き物を顕微鏡で観察する時間を設けましたが、その時の驚きに満ちた表情が強く心に残っています。自然の魅力を伝えるための工夫を考えるプロセス自体が私にとっても大きな刺激となり、今回の経験は今後の学びへの強い励みとなりました。」とコメントしました。
イベントを企画した高橋 純一准教授は「今回のイベントを通じて、参加者の皆さまと共にみなべ町の自然の価値を再発見できたことは、調査チームにとっても大きな収穫となりました。今後も、地域の生態系保全と魅力発信につながる活動を続けてまいります。」と述べました。

学生が梅林で行った生き物調査の報告と観察イベントを説明する様子

参加者との記念写真