Sagittarius
2025.12.08 特集

【Staff Column】創立60周年記念!大学史展示室特別展「京都産業大学開学にまつわる物語」に行ってきた!

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開学記念式典記念品や第1回入学式の告示原稿

創立60周年を迎えた京都産業大学の開学の歴史をご存じでしょうか?
4号館1階にある大学史展示室では年に3回程度企画展を開催しています。

今回は本学開学にまつわる特別展「京都産業大学開学にまつわる物語」の担当をされている、大学史編纂事務室の髙田 祐介(たかた・ゆうすけ)さんと、内藤 唯(ないとう・ゆい)さんにお話を伺いました。

「京都産業大学開学にまつわる物語」ではどのような資料を展示していますか?

本展では、本学の開学にまつわる資料を中心に、本学の歩みを紹介する資料を展示しています。また創設者であり、初代学長の荒木俊馬先生をはじめ、歴代学長の紹介や取り組みについても触れています。
宇宙物理学者でもあった荒木先生が、ローソップ島や中国で日食観測を行った際の記録や、荒木先生ご自身が描かれたスケッチなどもご覧いただけます。さらに、開学に向けた「京都産業大学設置認可書」や、第1回入学式の「告辞原稿」などの貴重な資料を展示しています。

本学開学にはどのような歴史があったのでしょうか?

荒木先生は、戦後教育に危機感を抱き、新たな大学を創設しようと志しました。そして1965年、京都産業大学を開学しました。
のちに理事長になる小野 良介氏の協力を得て、当初は京都府福知山市での開学を構想していましたが、一度計画は白紙になり、結果的に現在のキャンパスである上賀茂本山での開学が決まりました。
開学当初は、旧本館と仮図書館(現在の中央図書館とは異なる)、そして厩舎・馬場のみのキャンパスに、経済学部 経済学科、理学部 数学科および物理学科の2学部3学科でスタートしました。開学の2年後には経営学部、法学部、外国語学部を増設し、現在では10学部が集う、日本最大級の一拠点総合大学の歩みを進めています。

特に注目すべき展示は何ですか?

今回の特別展では、すべての展示資料が本学開学の歴史を知る上で非常に貴重なものです。
学生の皆さんにはすべて注目いただきたいですが、その中でも特に注目いただきたいのは、荒木先生の開学までの経緯がよくわかる日記です。荒木先生の当時の多忙な様子がつづられています。また、実際の「学校法人京都産業大学設立趣意書」、「京都産業大学設置許可書」は大学の原点に触れることができます。併せて開学当時の敷地造成図なども展示していますので、現在と比較すると本学の変遷を感じられて、面白いかもしれません。

歴代の周年事業での記念品

京都産業大学創立60周年記念・大学史展示室2025年度秋季特別展
「京都産業大学 開学にまつわる物語」
期間:令和7年11月1日(土)~12月23日(火)
閉室日:土・日曜日、祝日
※大学行事に合わせて開室することがあります。
時間:10:00~16:00
場所:4号館1階 大学史展示室
入場:無料


創立60周年を迎えた京都産業大学。特別展「京都産業大学開学にまつわる物語」を通じて、荒木俊馬先生の建学の精神や歴史に触れることができました。今回の特別展を始め大学史展示室の今後の展示にも注目です。4号館1階大学史展示室にぜひ足を運んでみてください。

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取材をした人
中尾 柚葉さん
法学部3年次
南 怜那さん
国際関係学部3年次

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