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2025.12.18 特集

【Staff Column】ワンチームで未来を切り開く!学生就職アドバイザーの先輩に就職活動の 相談をしよう!

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左から森下 幸さん(文化・4年次)と松原 淳樹さん(経済・4年次)
皆さんは就職活動に対する悩みや不安はありませんか?

京都産業大学では、就職活動を終え、進路が決定した4年次生が「学生就職アドバイザー」として、ボランティアで皆さんの就職相談に気軽に応じています。今回は学生就職アドバイザーとして活動する森下 幸(もりした・さち)さん(文化)と松原 淳樹(まつばら・あつき)さん(経済)に、学生就職アドバイザーの活動やご自身の就職活動の経験についてお話を伺いました。

〔学生就職アドバイザーとは?〕
学生就職アドバイザーは就職活動を終えて進路が決定している4年次生が、ボランティアで後輩の就職相談に応じる制度です。2000年に制度が立ち上がり、今年で26年目を迎えました。毎年50名近くの4年次生がアドバイザーとして参加しており、所属学部は文系・理系問わず、また、進路先も民間企業から公務員まで様々な分野の学生で構成されています。

学生就職アドバイザーの活動は主に就職活動に関する学生との個別相談を中心に行っています。個別相談は13号館4階にある進路・就職支援センターの受付横で、平日の11時~15時30分に実施しています。主に3年次生が利用しているとのことですが、1年次生や2年次生が相談に訪れることもあるそうです。

個別相談以外にも、毎年2月に開催される「就活祭」や、業界研究会、マナー講習会などのイベントを学生就職アドバイザー主催で企画・運営しています。

13 号館 4 階 進路・就職支援センターの受付横で活動を行っています。

学生就職アドバイザーになったきっかけについて教えてください。

森下さん:私は就職活動の際、進路・就職支援センターを利用せず、誰かに相談することもありませんでした。その後、進路・就職支援センターの方から「学生就職アドバイザーをやってくれないか」と声をかけていただきました。就職活動に悩む後輩が気軽に相談できる場があるのは良いことだと感じ、自分の経験が誰かの役に立つなら協力しようと思ったことがきっかけで、学生就職アドバイザーの活動を始めました。


松原さん:部活の先輩が学生就職アドバイザーをされていて、私も何度か相談に乗ってもらったことがありました。リアルな就職活動を聞かせてもらい、いろんなアドバイスをもらい、結果につながったと思っています。その経験から、先輩のように自分も後輩のために活動をできたらいいなと思ったのがきっかけです。

後輩の皆さんからの相談では、企業の選び方や「やりたいこと」の見つけ方について相談されることが多いそうです。好きなことや楽しいと感じることを書き出し、共通点を探しながら、一緒に業界や業種を見つけていくそうです。

実際に森下さんは、就職活動を始めた当時、「やりたいこと」が明確ではなかったため、会社の雰囲気や福利厚生などを重視して企業選びを行ったそうです。一方、松原さんは高校生の頃にドラマを見た影響で航空関係の仕事に興味を持ち、航空業界を中心に就職活動をしていたそうです。

学生就職アドバイザーの中にも、就職活動を始めたときから「やりたいこと」が明確だった人や不明確だった人がいたり、さまざまな業界の企業に内定をもらっていたりと、いろいろなタイプの人がいます。そのため、「やりたいことを見つけた人が、どうやって見つけたのか」をアドバイザー同士でも話をすることがあるそうです。

個別相談を受ける様子。

どのように就職活動を行いましたか? 

森下さん:文房具メーカーを中心に、業界を絞らず幅広く見ていました。会社説明会で雰囲気が良さそうだと感じた企業のインターンシップに参加しました。会社説明会やインターンシップに参加することで、会社の雰囲気だけでなく、社員の方の雰囲気が分かるので、参加して良かったです。その後、外食商社やインテリアメーカーなどの早期選考を7社受け、そのうち5社から内々定をいただきました。最終的に1月末に内々定をいただいた自動車メーカーに、進路決定し、就職活動を終えました。


松原さん:3年次の6月ごろから、少しずつ就職活動を始めました。インターンシップは最終的に進路決定した企業のみに参加しましたが、会社説明会にはたくさん参加しました。内定先の企業は3月から選考がスタートし、5月ごろに決まり、最終的に航空業界の企業に内々定をもらい就職活動を終えました。

就職活動を終えた今、振り返ってやって良かったと感じることはありますか?

森下さん:アルバイトではなく、大学生活そのものに重きを置いていたことです。就職活動では学生時代に頑張ったことや、自己PRを求められる場面がありますが、私は文化学部の専門教育科目(国際文化研修)をきっかけに、インド研究文化サークルを立ち上げたという話など、私ならではの独自性があるエピソードを話すことができました。

反対にやっておけばよかったと後悔していることはありますか?

森下さん:あまり筆記試験対策をしていなかったことです。夏の選考で初めて玉手箱(Web適正検査)の問題を解いたときに、難しくて勉強しないと解けないことを知りました。

 

松原さん:質問に答えられるように、大学の最新情報を知っておくべきだったと思いました。面接で、自分の通う大学について「学部ではどのようなことを学んでいるのか」「なぜ京都産業大学に進学したのか」といった質問を何度か受けました。

就職活動中の学生や、これから就職活動を始める学生にメッセージをお願いします。 

森下さん:「大学で学んでいること(専門分野)」と希望する業界や募集内容が異なるからといって、諦める必要はありません。自分で視野を狭めることなく、気になる企業にはエントリーしてみてください!また企業選びを行う場面では、希望する条件をすべて満たす会社はなかなか見つからないので、優先順位と許容できるラインを設定してみてください。


松原さん:1年次生や2年次生は時間がたくさんあります。新しいことや興味のあることにぜひ挑戦してみてください!

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【学生就職アドバイザーおすすめのイベント】

■12月20日(土) 創立60周年記念のスペシャル企画『OB・OG 交流フェス』
・時間 11:50~16:00 
・場所 5号館ほか
・京都産業大学創立 60周年を記念して、第1期から25期までの卒業生アドバイザーが大学に一挙集結!約130社、総勢170名超えの先輩と話せる交流会です。
■2月7日(土)「就活祭」
・時間 10:00~17:00
・場所 神山ホール
・1日で1000名もの就活生が集結する1年に1回限りの大規模イベント!
大手優良企業や官公庁に内定した先輩と絶賛活躍中の卒業生とのコラボ企画があります。

今回の取材を通じて、学生就職アドバイザーの活動が就職活動の不安を抱える後輩に寄り添い、未来への一歩を後押しする大切な存在であると感じました。2000年から脈々と受け継がれてきたこの取り組みは、私たちが生まれる前から続いていて、相談に来るまで名前も顔も知らない後輩のために悩みに寄り添い続けてきたという事実に、改めてすごい取り組みだなと感じました。


皆さんもぜひ、この学生就職アドバイザーの個別相談を利用してみてください。

Writer
取材をした人
中尾 柚葉さん
法学部3年次
南 怜那さん
国際関係学部3年次

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