障害学生教育支援センター長からのメッセージ
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京都産業大学は、「建学の精神」に謳われている「将来の社会を担って立つ人材の育成」に取り組むため、先進的な教育・研究を推進しています(本学の中長期事業計画「神山STYLE2030」)。これまで、一拠点総合大学だからこそ可能となる全学横断的な数々の教育支援プログラムに加えて、キャリア形成支援教育や進路・就職支援、障害学生教育支援など、全国屈指の実績と高い評価を獲得する学生支援の取り組みを次々と行ってきました。また、「夢や興味」の実現に向かってエネルギッシュに挑戦する学生を応援するサギタリウス・チャレンジといったユニークな取り組みも、長年に渡って続けてきました。
本学は、Society 5.0が目指す「一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」の実現に向けて、また2024年(令和6年)4月の改正障害者差別解消法施行に先駆けて対応すべく、2017年(平成29年)に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する京都産業大学の教職員対応ガイドライン」を制定しました。
障害学生教育支援センターでは、上記のガイドラインに基づき、当事者だけでなく、皆が相互理解できるように各学部事務室や学生相談センターなどの関係部署と連携し、修学に必要な支援を中心に様々な配慮・調整を行っています。また、学生サポーターの協力や先端技術を活用して、それぞれの障害の態様や程度に合わせた多様な支援を行っています。これらの対応事例を「合理的配慮・事前的配慮 事例集」として随時更新し、共有しています。さらに、心のバリアフリー化を目指して「KSUマナーブック」をまとめ、誰もが快適なキャンパスづくりに努めています。
障害があり修学にあたって配慮・調整を必要とする方は、気軽に障害学生教育支援センターをお訪ねください。また、同じキャンパスで共に学ぶ仲間として、障害のある学生への支援に関心のある方、誰かの役に立ちたいという思いを持つ方も是非、当センターにお問い合わせください。障害の有無に関わらず、各自が自分にとっての更なる高みに挑戦する大学を、皆さんと共に実現していきたいと考えています。
センター長 塩津 ゆりか