アントレプレナーシップ学環
合同会社TSUKUM 代表
徳山 倖我さん
2024年 情報理工学部 卒業
Keywords学生起業家、ものづくり
京都を舞台に、モノづくりで一人一人の「ワクワク」をつくり、実現する
合同会社TSUKUMの代表として、3つの事業を柱に活動しています。小中学生向けのプログラミング教室、デジタル工作機器を備えたコワーキングスペースの運営、そしてモノづくりを軸にした体験の企画・デザインです。社名の「TSUKUM」は、京都産業大学のキャッチコピーでもある「むすんで、うみだす。」から着想を得て作った、「つくって、うみだす。」という考えから生まれた造語。「一人一人がつくるという行為を通して、創造性を発揮し、自分なりの価値をこの世界に見出だせるように」という思いを込めました。
私にとって京都は、単なるビジネスの場ではなく「第二の実家」がある街です。起業人生の原点となった大学のコミュニティ施設「町家・学びテラス・西陣」で多くの起業家や挑戦する大人たちと出会い、刺激をもらっていました。
2025年からは、学生時代にアルバイトをしていた思い出の場所「KYOTO MAKERS GARAGE」の運営を事業承継することになりました。かつて自分が成長させてもらった場所を、今度は自分が守り、育てていく。この不思議で温かいご縁の深さに、京都で事業を続ける意義と喜びを感じています。

無知と無謀さを武器に、面白そうな方へ飛び込む

「ITスキルを身に付けたい」という漠然とした思いで入学した私を変えたのは、ある授業で先生が発した「この授業では、いっぱい失敗してください」という一言です。これまでの学校教育ではあまり聞いたことがなかったその言葉に、「ここまで積極的に失敗を後押ししてくれる先生がいるんだ」と心が震えたことを覚えています。
そこからは、学生だから許される無知や無謀さを武器に、あらゆることに挑みました。その筆頭が、学内の学生サポートプログラム「サギタリウス・チャレンジ」への挑戦です。採択されたことをきっかけに学生団体「TSUKUM」を結成し、3Dプリンタなどのデジタル機器を担いで学内外でワークショップを行いました。
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。しかし、壁にぶつかりながらも、大学の先生や職員の方々、そして京都の街で出会った大人たちが、「面白いね」と声をかけ、応援してくださいました。失敗を許容し挑戦を後押ししてくれる、京都産業大学と京都という温かな風土があったからこそ、迷いなく起業という道を選ぶことができました。
※掲載内容は取材当時のものです。
