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理学部物理科学科では4年次生の卒業研究として専門分野の研究に取り組んでいます。2026年度のハドロン物理学特別研究では宇宙線ミュー粒子を用いた構造物の透視(ミューオグラフィ)に応用するための放射線検出器の開発を行っています。
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4月から放射線検出の基礎を学内の実験室で学び、ミューオグラフィ用の放射線検出器の試作機の開発を行ってきました。本研究では高時間分解能・高位置分解能の放射線検出器である高抵抗板検出器を阿蘇山地下坑道などで運用し、宇宙線ミュー粒子を測定することを目指しています。卒業研究では放射線検出器を地下坑道などで用いるために放射線検出器にガスを封止して使用する研究を続けてきました。30日以上の長期の間ガスを封止する手法を開発し、本研究の全体計画と共に日本物理学会で研究発表を行いました。
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用語解説
ミュー粒子・・・素粒子の一つであり、電子と似た性質を持ちますが、質量が電子よりも約200倍大きい粒子です。
宇宙線・・・宇宙空間を飛び交う高エネルギーの粒子(1次宇宙線)や、1次宇宙線が大気と衝突して生じた様々な粒子(2次宇宙線)があり、ミュー粒子は2次宇宙線として地表に飛来します。
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開発したガス封止試験用の高抵抗板検知器
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ガス封止試験の結果
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卒業研究生 (星 晴太郎さん)からのコメント
とても緊張しましたが、自身の研究を深く見つめ直す良い機会であったとともに、多くの研究者との議論から新たな視点を得ることもでき、研究に対する意欲が一層強まりました。学部生の段階で学会発表を経験できたことは、今後の研究生活を送る上で大きな財産となったと感じています。