2026.09.10
地域連携支援事業補助金に採択 - 丹波くりの未利用資源を活用した和紙素材の開発に挑戦
食農システム学研究室の提案課題「丹波くり鬼皮の和紙素材化を通じた大学生による持続可能な地域づくり―京の食と工芸をむすぶ―」が、一般社団法人京都知恵産業創造の森が実施する「令和8年度 地域連携支援事業補助金」に採択されました。
本事業では、京ブランド産品「丹波くり」の加工過程で発生する鬼皮に着目し、これまで十分に活用されてこなかった未利用資源を原料とした和紙素材の開発に取り組みます。学生が主体となり、生産者や和紙製造事業者と連携しながら試作を進め、地域資源循環と伝統文化の継承の両立を目指します。
その一環として、8月25日に食農システム学研究室の学生とともに京都府綾部市の黒谷和紙協同組合を訪問しました。黒谷和紙は約800年の歴史を持つ京都府指定無形文化財であり、地域の自然資源と職人の技術によって受け継がれてきた伝統産業です。
現地を見学し、組合の方々のご説明を伺う中で、豊かな自然環境と職人の技術によって支えられてきた黒谷和紙の文化に触れ、その魅力と、伝統産業の価値と継承の重要性を学びました。また、鬼皮の成分や素材としての特性が和紙製造に与える影響についても助言をいただき、今後の試作に向けた貴重な知見を得ることができました。
今後は丹波くりの皮を配合した和紙の試作と新たな活用方法を検討し、持続可能な地域づくりにつながる取り組みを進めていきます。

