京都産業大学経営学部では、学生が企画立案、チーム運営、広報戦略、プレゼンテーションなどを実践的に学ぶプロジェクトとして、「学生が創るCMプロジェクト」を実施しています。映像ディレクターのシャンソン氏を講師に迎え、CM制作を通して「統合的なマネジメント能力」を学びます。第7回目となる2026年のテーマは「『京産』×『好き』=『京好き』」です。今回のテーマは、高校生に学生目線で本学の魅力を伝えることを目的に、7月1日(水)の「完成動画発表会」に向け、14チームが制作に取り組んでいます。全4回のミーティングのうち、今回は最終回の様子をお届けします。
(学生ライター 現代社会学部 4年次 朝倉 瑠菜)

審査基準
今回の発表会では、5つの賞が設けられます。審査基準は、以下の5項目です。
- 企画力(伝えたい「京好き」が明確か)
- 構成力(内容が分かりやすく伝わりやすいか)
- 表現力(映像・音声・出演者による感情の伝わり)
- 独創性(ユニークなアイデアか、おもしろいか)
- 期待度(拡散されそうか、誰かに思わず見せたくなるか)
審査員は、井㞍 香代子副学長、日本初のプロラクロスプレイヤー 山田 幸代氏、そして高校生に大人気のSNSクリエイター「ななみとせんせい」、映像ディレクターのシャンソン氏です。また、賞の1つである「学生が選ぶ 審査員賞」では、来場者も投票することができます。
「視聴者に内容が正確に伝わること」の重要性
講義の前半では、シャンソン氏による編集作業のレクチャーが行われました。まず、「視聴者に内容が正確に伝わること」の重要性について説明がありました。CMは映像表現が中心ですが、ラジオのように音声だけでも内容が理解できるかを確認することが大切であり、映像だけに頼らず、ナレーションや音声でも意図が伝わるようにすることが重要です。例えば、1人で食事をとっている時にため息をつくシーンで、「寂しさ」を伝えたい場合に、「1人ぼっちで寂しい」といったナレーションを加える工夫をすることで、視聴者に確実に意図が伝わるようになります。
テロップの工夫
続いて、テロップの工夫についても解説がありました。Instagramのリール動画を例に、文章を全て文字起こしするのではなく、キーワードのみを表示することで、視認性と理解度が高まることが示されました。また、背景映像を見せたい場面では帯状のテロップを用い、背景に合わせて色を調整することが重要です。これらの基本的な工夫によって、動画全体の見やすさが大きく向上します。さらに、視聴につながるサムネイルの重要性にも触れられました。顔は引きで見せるのではなくアップで明るく見せること、また、情報を詰め込みすぎず印象的な言葉を選ぶことがポイントです。普段、YouTubeなどでサムネイルを見て短時間で視聴を決める行動が、視聴者数に影響することを制作側も考慮する必要があることを学びました。
メイキング撮影
講義の後半では、チームごとに動画用のメイキング撮影が行われました。本格的な照明や機材が用意され、シャンソン氏がインタビュアーとなり、学生が答える形式で進められました。質問内容は「どのような作品か」「楽しかったこと」「大変だったこと」の3点です。動画制作や演技に初めて挑戦する学生も多く、今回のプロジェクトで初めて顔を合わせたグループや、活動を通して関係性を深めたグループなど、さまざまなチームの姿が見られました。


いよいよ次回は「完成動画発表会」です。7月1日(水)に神山ホールで開催されます。発表順もCMのジャンルや内容などを考慮して、各チームで話し合い、戦略的に決定しました。これまでの学びを生かし、工夫を凝らした作品の完成に期待が高まります。



