11 新田猫

文政5年(1822)。新田徳純(1777~1825)筆。上野国の交代寄合の新田岩松氏は、18代の徳純から21代の俊純まで代々の当主が領民などのもとめに応じて数多くの猫の絵を描いていた。この猫の絵は「新田猫」と呼ばれ、鼠除けになるとされて養蚕地帯を中心に広まった。
(村上紀夫)
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