むすびアクティビティ
仲間や学内外の人々と広く関わり、新しい発見をしながら新しいスキルを身につけていく課外活動。京都産業大学ではさまざまな団体が活動していますが、その内容を実際に知る人は多くないはず。いろんな団体の活動内容を知り、参考にすることで、新しいものや価値をうみだす人になろう!!
フェンシング部
近代スポーツになった今もなお
選手が大切にするのは騎士道精神
鋭い反射神経とテクニックが勝敗を大きく左右する
フェンシングの起源はヨーロッパの貴族が命と誇りを賭けて戦った決闘です。そのため近代スポーツになった今もフェンシングが大切にするのは騎士道精神です。勝敗を左右するのは鋭い反射神経はもちろん、試合の主導権を握るための駆け引きです。相手選手のクセを見切り、いかに自分のペースに持ち込めるかが大切です。そのあたりにも注目して、ダイナミックで素早い剣さばきをぜひ生で見てほしいですね。
フェンシングには3種目あり
主な違いは攻撃可能な身体箇所
フェンシングは、胴体のみを突く「フルーレ」、全身が突ける「エペ」、上半身なら突いても斬ってもよい「サーブル」の3種目があり、剣先のセンサー(圧力計)反応によるポイント数で勝敗を決します。個人・団体、予選・決勝、それぞれ勝利ポイント数は異なり、ルールも複雑で駆け引きも必要なのですが、戦略的でスピーディな競技を好む人には楽しめる要素が多いと思います。
日本人に世界的な強豪が多いのは
敏捷性で戦う「フルーレ」
頭の先から足裏まで全身が有効面の「エペ」は、剣先が相手にあたった力が750gないとポイントになりません。一方、有効面が胴体のみの「フルーレ」は500gでポイントになるため、敏捷性を強みとする日本人に適しています。「サーブル」には圧力規定がなく、突いても斬っても上半身に剣があたるとポイントになります。これらを知って来年の東京五輪を見れば、楽しさも大いに増すと思います。
ヨット部
やさしく・きびしく・ひたむきに
水上を疾走するヨットに打ち込む
風をよむ知力で戦うヨットは
ジェンダーフリーなスポーツ
私たちヨット部の競技種目にはセイル(帆)が2枚のスナイプ級と3枚の470級があり、どちらもコースどりを担うスキッパーと船のバランスを全身で操作するクルーの二人乗り。両級3艇ずつ出走する団体戦ではゴール順でつくポイントを競います。勝負を決するのは風をよむ知力。性別に関係なく戦えるのも競技ヨットの魅力です。
インカレでの優勝を目指し
琵琶湖畔で毎週末に合宿
毎週、金曜日の夜から琵琶湖畔の合宿所に集まり、翌朝から日曜の夕方まで水上練習をしています。目標はインカレでの総合優勝。「やさしく・きびしく・ひたむきに」をモットーに、ハードな練習を楽しんでいます。卒業生には五輪のメダリストもいるんですよ。
勝敗を左右する風は波を見て読む!!
同時にスタートし、早くゴールした艇が勝者となる競技ヨット。マラソン等と同じシンプルな競走競技ではありますが、勝敗を左右するのは風を利したコースどり。風向きや風の強弱を感じてからでは遅く、コース先々の波長や波の大小、陽光を反射している波の色などから風を“読む”のです。もちろん容易ではないですが、大学からヨットを始めた部員たちも経験を積み、風が読めるようになってきています。
映画研究部
監督を部員の全員で支え
年に数本の映画を自主制作
部員の誰もが監督となり
自作の映画が撮れる
主な活動は映画の自主制作ですが、ユニークなのは一人の部員が「この企画と脚本で監督を務めて撮りたい」と手を挙げたら、他の部員がキャストやスタッフとして監督を支える体制を組むこと。その繰り返しで年に数本の映画を撮り、学内外の会場や「YouTube」で発表しています。
個々のスタンスで自由に
映画づくりに関われる
撮るジャンルはサスペンスからコメディ、ラブロマンスやホラーまで幅広く、誰もが部の機材を使って自分好みの映画をつくれます。その一方、演技や裏方に徹したいという部員もおり、個々のスタンスで映画制作に関われる自由さが魅力です。
屋内もロケもフットワークよく撮影!!
年に数本もの映画を自主制作できるのは、映像がデジタル化したおかげ。以前のフィルムなら照明が必要になるケースも多く、時間も費用も相当かかったはず。しかも部のデジタルムービーカメラは高画像が撮れるのにコンパクト。ロケでもフットワークよく撮れます。ちなみにカメラの上部に見えるしっぽのようなものは、音声をクリアに同録するためのマイクカバーです。
電子計算機応用部
コンピュータを駆使して
オリジナルのゲーム等を制作
クラブ名に託された大学の伝統を
クリエイティブに発揮
本学が開学した当時、最先端の電子計算機を導入した逸話がクラブ名に刻まれています。そんな伝統を受け継ぐ私たちは現在、コンピュータを駆使してつくったオリジナルのゲームをサタデージャンボリーや神山祭などで学生の皆さんや地域の方々に楽しんでもらっています。その他に、システム開発をすることもあります。
スキルはハイレベルながら
部員の約半数は文系
部員はゲームの根幹をつくるプログラミング班、3DCGなどを制作するグラフィック班、効果音やBGMを手掛けるミュージック班の3班に分かれて活動しています。なんと86人もいる部員の約半数は文系学部の学生。みんな楽しみながら高度なITスキルを身につけていきます。
コンピュータもプロレベルのソフトも
使いこなせる!!
プログラミング、3D画像の制作、パソコンでの楽曲作成、それぞれプロが使うのと同じソフトを用いています。入部当初は戸惑うことも少なくないですが、使いこなすのに必要なのはヤル気と根気、そして「デジタル・クリエイティブ」が好きなこと。パソコン初心者でも先輩が丁寧に教えるので、気づけばスキルアップしていけますよ!!