Letters
PROFILE
- メジャーリーガー 平野佳寿さん [2006年 経営学部卒]
- 大学時代に最優秀選手2回、最優秀投手4回、ベストナイン4回受賞。卒業後は、オリックス・バファローズに入団。2017年、WBC日本代表に選出され、メジャーの舞台でも戦えると確信。2018年、海外FA権を行使し、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍。

京都産業大学時代
硬式野球部に入部し、投手としてチームの勝利に貢献。大学通算で56試合に登板し、36勝11敗、防御率1. 33、404奪三振を記録(36勝、404奪三振は関西六大学野球のリーグ記録)。2005年には日米大学野球選手権大会日本代表を経験した。
オリックス・バファローズ時代
2006年に入団し、先発投手として活躍後、監督に適性を見出されて2010年に中継ぎに転向。翌年、最優秀中継ぎ投手、パ・リーグ特別表彰を受賞。2017年にはプロ野球史上13人目となる通算150セーブを達成した。
京都産業大学が私を育ててくれた。
実力のある先輩方に囲まれていたこともあって、1年次生の頃はとにかくがむしゃらに投げていました。ですが、当時の私にはまだチームを勝利に導いていけるほどの力がなく、すぐに降板したことがありました。これが本当に悔しくて、それ以来、自分のスタイルを守りながらどう投げれば勝てるのか、そのためにどのようなトレーニングが必要かを考え、努力し続けてきました。大学時代に36勝することができたのは、挫折をバネに、監督の熱い指導の下、チームメイトとともに成長していけたからだと思います。
WBC日本代表をきっかけに、新たな挑戦を決意。
実はメジャーへの挑戦を考え始めたのは、1年ほど前からです。2017年3月にWBC日本代表としてメジャー球を握ったときに“しっくりくる”感触があり、「これならいける」と思いました。試合でも良いピッチングができ自信が持てたので、野球の世界最高峰に挑戦しようと決意。その後、海外FA権を行使し、今季よりアリゾナ・ダイヤモンドバックスでプレーすることになりました。
私は、大学で学業とスポーツを4年間頑張った成果が、今の自分につながっていると考えています。大学を誇りにアメリカでも活躍し、京都産業大学を世界にアピールすることが今後の目標です。京都産業大学の卒業生には、他にも世界で活躍する先輩方が多くいます。学生のみなさんも、それぞれの道で世界に羽ばたいてください。そして、“オール京都産業大学”で、これから一緒に頑張っていきましょう。