キャンパスの星は今日も挑む。
聴覚障害者の国際大会
「デフリンピック」出場
笹島 航太さん
経済学部 1年次生
(京都府・東山高校出身)

デフリンピックは、4年に1度開催される聴覚障害者のための国際スポーツ大会。普通の会話が聞き取りにくいレベルの聴力、正確には55デシベル以上の音でなければ聞き取れないことが参加条件であり、テニスで代表選手に選ばれるには地方大会で優勝し、全国大会でベスト4に入る必要があります。私は高校時代に出場条件を満たし、約1年半の間、代表候補として月に1度の合宿に参加してきました。持ち味である正確なバックハンドと粘り強さをさらに強化し、今年の7月下旬にトルコで初の国際試合を経験。今回は思うような結果を残せませんでしたが、自分の競技人生はまだまだこれから。40歳までは現役として活躍し、その後は監督になることが私の夢です。日本のろう者テニスを世界トップレベルにまで引っ張り上げることを目指し、経験を積みながら着実に成長していきたいと思います。
第6回観光学術学会
学生ポスターセッション
優秀賞
左から
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茶園 桜さん
経営学部 3年次生
(香川県立観音寺中央高校出身) -
淺田 康平さん
経営学部 3年次生
(兵庫県立香寺高校出身)

私たちの発表テーマは「アートプロジェクトは地域問題を可視化するのか、覆い隠すのか?」。今回、瀬戸内国際芸術祭の舞台となった小豆島と豊島において、アートプロジェクトが地域おこしに貢献するかを実地調査した結果をポスター発表しました。調査ではゼミメンバーで2つの島を分担し、「小豆島や豊島と聞いて連想するものは何か」といった内容のアンケートを実施。この結果から、私たちは問題提起につながるものもあるが、地域問題の可視化まではできていないと考察しました。考えまできちんと説明できたことが今回の評価につながったと思いますが、当日受けた指摘から、自分たちが一側面しか見ることができていなかったことを痛感。この反省を現在進行中のプロジェクトに活かし、多様な観点から考察を深め、より説得力のあるものにしていきたいです。
近江日野
しゃくなげ大使に就任
小倉 風花さん
経営学部 2年次生
(滋賀県立八幡高校出身)

滋賀の南東部にある日野町は、「三方よし」の経営哲学で有名な近江商人の発祥地のひとつ。今でも白壁、板塀の古い家が残っているなど、歴史を感じられる町です。私は、2017年度の「近江日野しゃくなげ大使」に任命され、お祭りなどのイベントを中心に、1年間日野町をPRしていきます。この町の一番の魅力は人の温かさだと思うのですが、そこに気づいてもらうには、まずこの町に来てもらわなくてはなりません。そこで、最近は例年の大使の活動だけでなく、観光客の増加を目標にSNSの活用を検討中。居心地の良いカフェなど、若者向けに写真映えするスポット紹介ができないかと計画しています。大使になったからには、“自分だからこそできた”と思えることをしたいので、日野町の発信源になることを目指し、積極的に行動していきます。