令和4年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた
「中間報告書」 キャリア形成支援教育科目

「学習成果実感調査」についての分析結果

本学期は、キャリア教育センターが開講する産学協働教育科目のうち、「自己発見とキャリアデザイン」(開講クラス数:4)および「働き方の未来」(開講クラス数:2)について学習成果実感調査を実施した。

「自己発見とキャリアデザイン」は、4名の教員が担当した。本科目は、主体的な大学生活の推進、卒業後のキャリアプランの明確化、自らの職業観を形成する力の習得を、外部講師も迎えながら、目指す内容である。アンケート結果では、総合満足度は80%以上(上位2項目)と高かった。ただし、総合満足度82%のクラスと同100%のクラスがあり、評価に若干の差が認められる。履修生の性質にも左右されるだろうが、担当教員の進め方に起因する可能性もあろう。より高い評価を得たクラスのノウハウを共有するなどの対策が必要である。進路に関する情報の収集、自分に向いている職業について考えることができたと回答した学生は、80%前後~90%以上(同)と高い比率を占めた。自由記述においても、企業の方の話を聞ける機会や、自身のキャリアや将来について考える機会が持てたことを高く評価する声が多かった。改善点は、特に挙げられていない。他方で、回答率が20-30%前後と低いため、回答率を上げる努力が求められる。

「働き方の未来」は、産業や暮らしの変化を具体的事例から捉え、日本の産業の特徴やトレンドの知識習得と、自らのキャリア構築を結び付けて考える内容である。40-50名のクラスを2つ実施した。2020年度に新規開講した科目だが、今年度初めて対面で行えた。アンケート結果では、総合的満足度は、それぞれのクラスで85%と97%(上位2項目)と高かった。昨年のオンラインに比べ満足度が上がっており、対面実施が良い効果を出したと分析する。また、自分の進路に関する情報を収集したと回答した学生は、それぞれ85%と94%(同)、自分に向いている職業について考えることができた、は81%と86%(同)と全て高い比率となり、キャリア形成支援教育の目的とする能力習得が確認できた。同科目はこれまで履修者の回答率が低く問題であったが、対面となり、70%前後に改善された点は評価に値する。

全体を通して総合満足度は高く、キャリア形成支援教育の所定の目的は達成できた。双方間のコミュニケーションやグループワーク、学生同士のピア・ラーニングなどを重視するキャリア形成支援教育において、対面の重要性が再認識された。本調査結果を今後の授業改善に活かしていく。

その他研修会等

①「O/OCF-PBL」 担当者会議
・実施日:3月18日(金) 14:00~16:00  
     5月19日(木) 11:00~13:00
     9月5日(月) 11:00~13:00
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員 19名、職員3名 

②「インターンシップ3」担当者会議
・実施日:4月19日(火) 13:15~14:00
     6月7日(火) 13:15~14:15
     9月6日(火) 13:15~14:15
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員10名、職員3名 

③「自己発見とキャリアデザイン」担当者会議
・実施日:3月22日(火) 14:00~15:00
     5月9日(月) 12:30~13:00
     7月28日(木) 12:30~14:20
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員4名、職員3名 

④「アスリートインターンシップ」担当者会議
・実施日:8月30日(火) 9:00~10:30
     9月12日(月) 9:30~11:00
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員2名、職員3名 

⑤「理工系スタートアップ・キャリアデザイン」担当者会議
・実施日:8月4日(木) 15:00~16:30
     8月24日(水) 11:00~12:00
・概要:授業の振り返り、科目の各授業回の運営方法の共有等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員2名、職員2名

⑥「プレップ・インターンシップ」担当者会議
・実施日:3月3日(木) 11:00~12:00
・概要:授業の振り返り、科目の各授業回の運営方法の共有等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員1名、職員1名、受け入れ企業2名

PAGE TOP