令和3年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」 初年次教育科目

「学習成果実感調査」についての分析結果

「日本語表現1」調査実施4クラスの授業満足度は総じて非常に高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」55%、「そう思う」35%であり、合わせて90%に及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10についても、オンライン授業であったにもかかわらず「強くそう思う」49%、「そう思う」44%を合わせて93%にもなった。「日本語表現2」については、調査実施3クラスの授業満足度はほぼ同様の結果が出ている。総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」53%、「そう思う」33%であり、合わせて86%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」40%、「そう思う」40%を合わせて80%となった。学ぶ意欲や得たスキル、専門外への興味・関心にかかる問いへの肯定回答率も(日本語表現1、日本語表現2ともに)高いレベルを維持している。
初年次ポータル科目である「自己発見と大学生活」について(調査実施29科目)も非常に高い授業満足度を得ている。総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」41%、「そう思う」48%であり、合わせて89%であった。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」41%、「そう思う」44%を合わせて85%となった。設問11「この科目の学習を通じて、周囲の人と関わりながら自らを表現できるようになりましたか」と、設問12「この科目の学習を通じて、自ら方針を立て、主体的に行動できるようになりましたか」は「自己発見と大学生活」の到達目標に沿った設問である。設問11においては「強くそう思う」34%、「そう思う」56%で合わせて90%であり、前年の66%から大きく増加している。設問12についても、「強くそう思う」28%、「そう思う」56%を合わせて80%で、こちらも前年の50%から飛躍的に増加している。ZOOMによるリアルタイムを標準実施としたことが功を奏したのかもしれない。
他の初年次教育科目である「大学の歴史と京都産業大学」「GJP Introductory Seminar」「ハテナソンセミナー」を一括してレビューすると、総合的な満足度が「強くそう思う」37%、「そう思う」51%で合わせて88%、担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」41%、「そう思う」48%で、合わせて89%という結果になり、総じて高い満足度が得られていると言ってよいだろう。
本分析対象とした科目は、初めてのオンライン授業となった昨年度の評価よりも概ね(「自己発見と大学生活においては飛躍的に)満足度が向上している。昨年度の総括を踏まえ、各科目において履修者の動向やニーズに留意しながら適切な改善を図られた結果なのかもしれない。

「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

「ワークショップ」:
  • 自己発見と大学生活 担当教員会議
    実施日:
    3月26日(金)14:00~15:00 
    4月5日(月)14:00~15:00
    8月26日(木)14:00~15:30
  • 自己発見と大学生活 情報交換会
    実施日:
    5月19日(水)16:45~18:15
    6月30日(水)16:45~18:15

ワークショップでの意見交換内容

担当教員会議においては、本科目の到達目標及び各授業回の運用方法の共有、授業全体の振返り等、科目独自のFD活動となった。情報交換会は各クラスの進捗や運営ノウハウ等について、有志の教員による情報共有の場として機能した。
PAGE TOP