教育・学生支援

時代がいかに変化しても、常に社会から求められる高度な人材を育成し、
日本を代表する私立大学、社会から「選ばれる」大学であり続けます。

基本Vision

◎世界的評価を受ける研究成果を、「より良い教育」につなげます。
新たな学部を設置・再編し、新たな社会ニーズに応えます。
実践力や応用力養成を重視し、「知識活用型」教育にシフトします。
課題解決能力が身につく演習など、参加型授業の充実を図ります。
言語能力を徹底的に鍛え、世界に通用する人材を育成します。
4学期制を導入し、多様な学び方を可能にします。
ICTをフル活用した先進的な教育プラットフォームを拡充します。
資格取得や起業支援など、正課外での成長機会を充実します。

1. 社会的ニーズに呼応した、学部学科の新設と積極的再編

グローバル化と高度情報化が進展する現在においては、既存の確立された学問領域を体系的に学ぶだけでは、時代の変化に対応した新たな価値を生み出す人材を育成することは難しく、高等教育を担う大学には、複眼的な視点により、従来と異なる発想・手法・技術を用いたアプローチで教育研究を行うことが求められます。
現在、本学は神山キャンパスに8学部10研究科を設置していますが、今後、新たな社会ニーズや環境変化に対応し専門教育の領域を拡大していきます。まず、2017(平成29)年4月に現代社会学部を新設した後は、既存学部・学科の再編に取り組みます。さらには、他の教育研究機関との単位互換制度などの事業提携を拡充すると同時に、M& Aをも視野に入れて専門教育領域の拡大を図ります。

2 . 教育の軸は「学生は何ができるようになるか」

社会の仕組みや価値観が大きく変容する現在、大学にますます求められるのは、学生が主体性をもち多様な人間と協力して問題を発見し、解決策を考える教育です。主体性・多様性・協働性を育成するために、「何を教えるか(知識偏重型)」にとどまらず、「学生は何ができるようになるか(知識活用型)」に教育の軸足を移します。
具体的には、アクティブラーニング型授業の導入を進め、精選された科目による集中的な学びを行うために3~4単位の科目を増やし、準備学習を徹底させます。さらに、これを実現するための環境として、個々の学生に対する厳しくかつきめ細かな指導体制の整備や、4学期もしくは、疑似3学期制を導入します。入学者の選抜方式から、授業、カリキュラム、教学制度、学期制、教育方法まで、全体を俯瞰しつつ一体的な見直しを進めます。

3. キャンパス内外で、国際経験を積む機会を倍増

本学の建学の精神を体現する「国際社会で活躍できる人材」を育成するため、全学的なグローバル化を推進します。まずは、優秀な留学生を国外から積極的に確保するための入試制度改革、国外の重点地域出身学生向けの奨学金制度の創設、在学生の海外留学を支援する各種制度の設立によって、キャンパス内外で国際的な経験を積む機会を倍増させます。その実現に当たって不可欠な教職員の国際通用性を向上させるSD・FDおよび採用活動の実施、滞在先の整備・確保などの日常生活支援も併せて推進し、2030(平成42)年には、世界に選ばれる京都随一のグローバル私立大学を目指します。

4. 世界基準を見据えたダイバーシティを実現

現代社会が目指すダイバーシティの実現とは、性別・宗教・年齢・国籍 ・障がいの有無などにおいて、異なる背景をもつ個人が、各々の能力を最大限発揮できる環境を提供することにあります。
ダイバーシティ実現に向け大学に求められる使命は、互いに理解・尊重し合い協働することで新たな発想や価値を創出できる人材を育成することであり、その達成に向け、多様性に配慮した教育研究体制を整備することです。さらに、こうした取り組みは、教育研究の質的向上にも大いに貢献するものと期待されています。学内のダイバーシティ推進を目指し、施設のバリアフリー化、障がいがある学生などへの学習支援充実によって、各々の能力を育成できる教育環境を整えます。 また、その基盤となる教職員のワーク・ライフ・バランスへの配慮、ダイバーシティ実現とその意義への理解を学内全体で共有していきます。

5. 大学と学生一人ひとりの「きずな」を醸成

かつての学生支援といえば、奨学金やアルバイト紹介、学生寮や居住施設の紹介など厚生面での支援が中心でしたが、大学のユニバーサル化によって、さまざまな学生が大学で学ぶようになり、大学に求められる支援の内容も多様化・細分化されるようになっています。このような背景のなか、学生の多様なニーズを拾い上げ、学生一人ひとりに焦点をあてた支援の充実を目指します。特に、課外での活動は、学生自身の人間的な成長を促す側面をもっていることから、より充実した大学生活が送られるように課外における教育支援プログラムの開発を積極的に進めるほか、学生相談体制や奨学金制度の整備を図ります。

6. 生涯のキャリア形成を見据えた就職支援により社会で生き抜く力を育成

建学の精神が示す「将来の社会を担って立つ人材の育成」を実現するため、共通教育、学部専門教育、進路・就職支援のそれぞれの活動と相互連携によって、卒業後求められる能力や資質向上を促すとともに、社会で生き抜く力の涵養をサポートします。在学各段階での教育が知識・技能の教授とともに卒業後のキャリア形成支援にも資するよう、教育方法などの充実を図ります。
また、学生ニーズの多様化に対応し、地方在住卒業生との連携強化やサテライトオフィスの設置などにより、就職活動支援および卒業後の就業継続支援のための体制づくりも推進します。

7. 世界的評価を受ける研究成果を還元する大学院教育を充実

本学は科学誌『Nature ネイチャー』および『Science サイエンス』に掲載された年間論文数(2014(平成26)年4月1日~2015(平成27)年3月31日)において、国内私立大学ランキング第1位(国内大学別7位)に輝いた研究力を誇ります。この世界的に評価の高い研究力を生かして、理系・文系を問わず世界に評価されるような大学院教育の充実を図ります。大学院は学部以上に研究と教育が直結していることから、研究力を教育の充実に生かすことがより容易であり、教育の充実がひいては研究力のさらなる向上にもつながります。このような観点から新たに設置した学部・学科については、その完成年度に合わせて、新たな研究科を設置していきます。 
神山天文台 荒木望遠鏡
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