京都産業大学 卒業生の声

経営学部

三菱食品株式会社

藤本 悠太さん

2018年 経営学部卒業

Keywordsメーカー、経営、マーケティング

ゼミを通して学んだのは、アウトプットすることの大切さ

大切なのはインプットだけじゃない。学生時代、そして社会人生活を通して感じることです。
大学の4年間で一番印象に残っているのは、ゼミでの活動。マーケティング・リサーチとコンテンツ制作を軸に、それまで学んできた知識を応用して市場のデータ分析などをしていくゼミだったのですが、先生の授業の進め方がすごく好きで。
先生からの一方的な講義でなく、学生に考えさせるというスタンスで「何か質問がある人」とか「どう思うか誰か答えてみて」と、いつも投げかけてくれるんです。もちろん最初は恥ずかしさがありましたが、たとえ的外れな意見を言っても、先生は絶対に否定しません。なぜその結論に至ったのか根拠を一緒に考えてくれたり、別の考え方を示してくれたり。間違っているかもと萎縮する必要がないんです。
常に自分の頭で考えながら授業を受けるので、受け身ではなく積極的に取り組むことができました。「自発的に発言することは今後の長い人生で役立つ」という先生の言葉は、ずっと心に残っています。

大学で習った知識が今の仕事の基礎になっている

今携わっている業務は、人材の採用です。どのマーケットにどんな人材がいて……という分析から始まり、戦略を立てた上で採用する人数などを考えていく仕事なので、ここでもゼミで培ったデータ分析の手法や考え方が生きています。そして、人を雇う側として、雇用の仕組みや権限、個人情報の扱い方などについても知る必要がありますが、大学時代に身に付けた知識が応用できることも。あの頃聞いていた授業の内容が、今まさに目の前に実体を持って現れている。とても大切なことを教わっていたんだな、と実感する日々です。
採用する上で多くの学生と出会いますが、やはりアウトプットの大切さを痛感します。自分なりに分かっているつもりでも、いざ「説明してください」と言われると言葉が出てこない。それは結局、知識を一方的にインプットしているだけで、そこから生まれた疑問点や不明点と向き合えていないということ。分からなければ聞く、調べる、考える。そして、日々の自主的な発言やディスカッションを通して鍛えていく。そうやって主体的に学ぶことが、自分の本当の力になっていくのだと思います。学生生活の中でそれに気付けたことは、私の大きな財産です。

三菱食品株式会社

在学生へのMessage

人事採用担当の私が言えることは、大学での学びは、社会人としての大切な軸になるということです。例えば、授業の選択に迷ったら、将来どんな道に進みたいのかを想像して、今何を学ぶべきなのかを明確にすることが大切。それに気付かないまま卒業して社会人になった人たちが、会社に入っても自分のやりたいことを見つけられず、辞めていく姿を見ることもあります。私自身、そう考えるようになったのは4年次の頃でしたが、在学中に気付けたことはラッキーだったと思っています。まだ遅くはありません。気付いた時がスタートだと思って取り組んでみてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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