世界問題研究所紀要
最新巻 第39巻
川合全弘教授退職記念号
川合全弘教授退職記念号
論文 | ||
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カタストロフィー的な国際関係を避けられるのか? | 岑 智偉 | (1) |
研究ノート | ||
国際社会における法の支配の意味と意義——日本の場合—— | 岩本 誠吾 | (33) |
資料 | ||
二つの近代と法体系——Marietta Auer, Der privatrechtliche Diskurs der Moderne 第1部の紹介 | 耳野 健二 | (53) |
講演 | ||
日中研究交流:国際ワークショップ「科学技術進歩と人間社会」 人工知能(AI)の利用と規制——よりよい社会を目指して——日本の場合 Well-beingと感性工学——人を幸せにするための情報技術—— 人は快・不快をどのように知覚するのか?——仏教思想から見たWell-beingと幸福—— |
岩本 誠吾 荻野 晃大 志賀 浄邦 |
(67) (69) (75) (81) |
ゲノム編集時代の科学コミュニケーション | 川上 雅弘 |
(95) |
バックナンバー
第38巻
論文 | ||
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歴史的形成作用としての科学技術——西田幾多郎とハイデッガー | 秋富 克哉 | (1) |
〈プラグマティズム〉という視座から見たインド仏教 | 志賀 浄邦 | (37) |
ソーシャル・キャピタルの政策的創造に関する理論と実践 グローカル・プロジェクトを手掛かりとして | 中谷 真憲 | (71) |
資料 | ||
特定通常兵器条約(CCW)締約国会議における自律型致死兵器システム(LAWS)規制議論の動向——2022 年度—— | 岩本 誠吾 | (99) |
プロジェクトを振り返って | 川合 全弘 | (121) |
マルチディシプリナリーな法学の哲学としての法理論——Marietta Auer, Zum Erkenntnisziel der Rechtstheorie(2018)の紹介 | 耳野 健二 | (133) |
講演 | ||
遺伝子と文献から探る水菜と壬生菜の歴史~文理融合研究の1 例として~ | 木村 成介 | (143) |
研究会記録 | ||
「中間答申書」の再考察——その意義と教訓—— | 報告者 川合 全弘 論評者 溝部 英章 河野 勝彦 柴 孝夫 |
(149) |
第37巻
論文 | ||
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ネオ社会進化論からみたSociety5.0におけるアジャイル・ガバナンスの特色:パーソンズの見通しから理解する近未来構想 | 久保 秀雄 | (1) |
中国家計調査データによる「灰色収入」の推計 | 岑 智偉 青木 芳将 土居 潤子 |
(19) |
資料 | ||
先端科学技術と武力紛争法規制——オスロ・マニュアルを素材として—— | 岩本 誠吾 | (43) |
京都産業大学初期史における教育改革案——「中間答申書」の再考察—— | 川合 全弘 | (89) |
講演 | ||
中高緯度における偏西風変動と異常気象について | 高谷 康太郎 | (113) |
ウイルス性神経疾患におけるストレスの影響ならびにCOVID-19パンデミックにおける社会問題への一考 | 西野 佳以 | (121) |
講演会記録 | ||
諸科学融合の場としての世界問題研究所——歴史と展望—— | 曽我見 郁夫 | (127) |
第36巻
論文 | ||
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標的殺害のための武装ドローンの使用に関する国際法的評価——国連人権理事会報告を素材として—— | 岩本 誠吾 | (1) |
兵学から人間学へ——戦後における岩畔豪雄の思索について——(上) | 川合 全弘 | (33) |
パーソンズの科学論に関するメタ的考察:規範をめぐるナチズムとのコンフリクト | 久保 秀雄 | (57) |
B. R. アンベードカルの改宗論:「知的亡命」としての仏教への改宗 | 志賀 浄邦 | (71) |
「世界的経済循環」再考:MMHTCによる理論的考察 | 岑 智偉 | (111) |
「学問」としての法の成立——18世紀末におけるグスタフ=フーゴーの学問論 | 耳野 健二 | (139) |
資料 | ||
科学技術の発展と人類社会の変化——就任の挨拶に代えて(1)—— | 川合 全弘 | (175) |
世界問題としての新型コロナウイルス危機——就任の挨拶に代えて(2)—— | 川合 全弘 | (177) |
第35巻 東郷和彦所長、森哲郎教授退職記念号
論文 | ||
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ロシアと日本:19世紀後半における近代化~20世紀の革命への前兆として | アレクサンドル・N・パノフ、東郷 和彦 | (9) |
中国的公共領域としての「包(パオ)=第三領域」——近現代中国経済社会を理解する手がかりとして—— | 岑 智偉 | (35) |
ヨーロッパの市民社会と変貌するEU | 中谷 真憲 | (51) |
国家の改造と国際開発 | パトリック・ストレフォード | (69) |
『サステイナビリティ・ガバナンス』の学術的発展 | 井口 正彦、早川 有香 | (89) |
ユネスコ「世界の記憶」をめぐる制度改革に関する一考察——改革は「脱政治化」をもたらすか? | 中岡 大記 | (101) |
重商主義から新重商主義へ——なぜ格差社会はなくなり、そして復活したのか—— | 玉木 俊明 | (123) |
多様なグローバル・コミュニティにおけるモラル・キャピタリズムの追求 | スティーブン・B・ヤング | (143) |
研究ノート | ||
大正期のテロリズム——ロシア思想の影響—— | 河原地 英武 | (167) |
ウッドロー・ウィルソンと大統領への道——民主党大統領候補指名から選挙での勝利へ—— | 高原 秀介 | (179) |
中国ポストモダニストのデモクラシー観 | 滝田 豪 | (191) |
日本企業のグループ化の進展(1990-2015):大規模データで平成を振り返ってみえたこと | 沈 政郁、久保 亮一 | (203) |
資料 | ||
シンポジウム『世界における日本の文化——いま問われるべきものの本質』について | 川合 全弘 | (217) |
第34巻
講演会記録 | ||
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京都産業大学世界問題研究所 国際シンポジウム 「企業の社会的責任とアジア思想:中国知識人との対話」 | 東郷 和彦ほか | (1) |
論文 | ||
無条件降伏・天皇・東京裁判 : 現在の日米同盟に対して有する意味合い | 東郷 和彦 | (59) |
ユネスコ失敗の機能主義的解釈——1980年代の米英脱退を事例として | 中岡 大記 | (87) |
第33巻
論文 | ||
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京都産業大学世界問題研究所五十年外史1966 ~ 2016 | 川合 全弘 | (1) |
「一帯一路」構想と日本外交 | 東郷 和彦 | (53) |
2016年ヨルダン下院選挙に関する一考察——「公共圏」に注目して—— | 北澤 義之 | (69) |
研究ノート | ||
環境規制の収斂をめぐるグローバル・ガバナンス:インドと中国の自動車燃費規制の事例から | 井口 正彦 | (91) |
持続可能な開発のための教育(ESD)におけるステークホルダー連携——先行研究レビューに基づく分析枠組みの検討—— | 早川 有香 | (101) |
講演会記録 | ||
「市民社会/共和国/経済人」——公共をめぐる社会的想像の変化についてのスケッチ—— | 中谷 真憲 | (109) |
第32巻
講演会記録 | ||
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世界問題研究所主催 : 京都産業大学創立50周年記念シンポジウム : 「沖縄問題と『複合アイデンティティ』」 | 東郷 和彦 | (1) |
京都産業大学・世界問題研究所創立50周年記念シンポジウム : 「『日本の普遍性』を問う : 『見るもの』から『働くもの』へ」 | 東郷 和彦 | (67) |
論文 | ||
日ロ領土交渉の現状:日本の一見解 | 東郷 和彦 | (121) |
シェリングにおける<宗教>と<哲学>——「脱自」と「無底」への遡行—— | 森 哲郎 | (135) |
「目標策定型ガバナンス」としての持続可能な開発目標:新たなグローバル・ガバナンスとしてのオープン・ワーキング・グループ | 井口 正彦 | (149) |
アジア宇宙開発の台頭:実態と傾向 | 張 茗 | (163) |
第31巻
講演会記録 | ||
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京都産業大学創立50 周年記念シンポジウム : 「若泉敬先生の再発見 : 沖縄返還交渉と日本の未来」 | 東郷 和彦 | (1) |
共同研究プロジェクト論文 | ||
プロジェクト : 「日ロのアイデンティティの比較研究」の経過と成果 | 河原地 英武 | (43) |
序章 : ナショナル・アイデンティティに関して | パノフ A.N. | (45) |
第1章 : ロシアと日本 : 16世紀-19世紀前半における歴史的発展の特徴 | サルキソフ K. O. パノフ A. N. |
(51) |
第2章 : ロシアと日本における改革の時代 | パノフ A.N. | (65) |
第3章 : ロシアと日本のアイデンティティに関する比較分析 | サルキソフ K.O. | (83) |
第4章 : 戦後のロシアと日本のアイデンティティ | ストレリツォフ D.V. | (105) |
第5章 : ロシアと日本 : アイデンティティの比較研究 | チュグロフ S.V. | (119) |
論文 | ||
地方議会改革と議会基本条例 : 自治基本条例との関係から | 芦立 秀朗 | (141) |
ロシアの対外政策と日本の立場 | 河原地 英武 | (155) |
環境問題における市民団体の役割についての日中比較 | 焦 従勉 | (167) |
ミャンマーの変遷と国際ODA レジーム : 倫理的援助? | ストレフォード パトリック |
(175) |
海洋法の発展と課題 : 国連創立70 周年記念に寄せて | 金 永明 | (191) |
研究ノート | ||
IS の登場と「イスラーム政治」の変容 | 北澤 義之 | (211) |
第30巻
講演会記録 | ||
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安倍晋三の『戦後レジームからの脱却』 : 文化と伝統の視点から | 東郷 和彦 | (3) |
禅の十牛図から見る日中「文化」の差異と西田哲学の「表現」思想 | 森 哲郎 | (13) |
現代中国のアイデンティティと「伝統」 : 近代政治思想と儒教 | 滝田 豪 | (29) |
論文 | ||
中国による海洋パワー樹立の戦略とその法制度 | 金 永明 | (41) |
講演 | ||
現在の東アジア情勢の下での日韓関係 | 鄭 在貞 | (61) |
第29巻
論文 | ||
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世界史の潮流下における、日ロのアイデンティティの形成 | 東郷 和彦 | (1) |
鈴木大拙と「禅行為」としての「即非の論理」 | 森 哲郎 | (21) |
Rent-Seeking を伴う長期成長の可能性と公共政策効果 | 岑 智偉 | (27) |
ボトルネックを克服 : ミャンマーに対しての日本主導の支援 | ストレフォード パトリック | (61) |
地域政治と世界政治の新しい情勢におけるベトナム-日本関係 | ファム クァン・ミン , ファム レー・ザ・フォン | (81) |
東アジアにおける小地域間の共同 : 現在と未来 | ヴァナリッツ チャン | (89) |
講演 | ||
ナチズム期における学問と政治 : マルティン・ハイデッガーとカール・シュミットを例として メーリング ラインハルト[講演] | 川合 全弘[訳] | (97) |
第28巻
第27巻
論文 | ||
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中国の都市社会の階層構造と生活様式 | 李 為 | (1) |
重商主義:一つの解釈 | ラース・マグヌソン | (13) |
ヨーロッパ経済・商業の構造変化 1660~1800年:スコットランドとハンブルグの外国貿易からの教訓 | フィリップ・ロビンソン・レスナー | (25) |
研究ノート | ||
国際関係論における個人の役割:2009年の鳩山由紀夫氏についての試論とともに | 東郷 和彦 | (63) |
講演 | ||
「成長パラノイア」とイギリス資本主義:イギリス近代経済史研究の50年 | 川北 稔 | (87) |
講演会記録 | ||
東北アジア安全保障メカニズムのモデルと直面する課題 | 劉 鳴 | (111) |
中日エネルギー協力と「東アジアエネルギー共同体」の構築 | 高 蘭 |
第26巻
論文 | ||
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地域共同体と国家:ヨーロッパと東アジア | 木村 雅昭 | (1) |
中国問題管見:「21世紀の世界秩序」形成国たりうるか? | 溝部英章 | (33) |
研究ノート | ||
ロシアの現状と日ロ関係 | コンスタンチン・サルキソフ | (51) |
歴史対話の重要性と限界:ヨーロッパと北東アジアの共通点と相違 | アンドリュー・ホルバート | (67) |
腕木信号機、中央集権的国民国家、帝国 | 瓜生 洋一 | (83) |
「ヨーロッパ文明の形式」としての国民国家:カール・ハインツ・ボーラーによるドイツ政治文化批評(続) | 川合全弘 | (111) |
第25巻
論文 | ||
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インドは21世紀の大国たりうるか | 木村 雅昭 | (1) |
インド仏教復興運動の軌跡とその現況 | 志賀 浄邦 | (23) |
丸山眞男と京都学派の断絶 : 昭和期日本における思想と制度の関係をめぐって | 植村 和秀 | (47) |
アメリカ「帝国」とグローバル化 | 五十嵐 武士 | (63) |
核拡散のダイナミクスのシミュレーション分析 | 瀬島 誠 | (83) |
十九世紀東アジアと「帝国」日本 | 桐原 健真 | (128) |
第24巻
論文 | ||
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帝国、国家、民族 | 天江 喜七郎 | (1) |
イスラーム世界の動態とグローバル化 : 中東・イスラーム地域の再編成とその展望 | 小杉 泰 | (15) |
経済グローバル下の政治秩序 : 世界はフラットか? | 木村 雅昭 | (35) |
ポスト京都議定書論議における炭素税優位論について | 朴 勝俊 | (63) |