「歴史的形成作用としての科学技術——西田幾多郎とハイデッガー」

報告者 秋富 克哉 (京都工芸繊維大学 教授)
開催場所 京都産業大学 真理館SR310教室+オンライン(Teams)
開催日時 2022年6月22日(水)15時00分~17時00分

研究会概要

報告の準備をされる秋富教授
世界問題研究所では、京都工芸繊維大学教授で哲学が御専門の秋富克哉教授をお迎えし、研究会を開催した。秋富先生からは「歴史的形成作用としての科学技術——西田幾多郎とハイデッガー」と題して御講演いただいき、講演後は、参加者と活発な質疑応答がなされた。
世界問題研究所では、令和2年度から4年度まで「科学技術の発展と人類社会の変化」というプロジェクト・テーマの下、文理を越えた学術交流の場として研究会を実施することを試みている。今回の研究会もそうした一連の企画の一つとして実施された。
講演では、西田幾多郎とハイデッガーという20世紀の哲学の巨匠たちが科学と技術の本質を世界への問いとともに展開したことが、詳細に論じられた。哲学という普遍的観点からプロジェクト・テーマを掘り下げていただいたおかげで、参加者それぞれが自己の問題関心をより深める手がかりを得ることができた。充実した質疑応答の時間と相まって、意義深い研究会となった。 
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