世界問題研究所・上海社会科学院/国際ワークショップ

世界問題研究所・上海社会科学院/国際ワークショップ

開催場所 京都産業大学 むすびわざ館4F会議室
開催日時 2017年11月22日(水)13:00~18:00

共同研究会概要

世界問題研究所(主催)は2017年11月22日(水)、上海社会科学院との共催で、「一帯一路」をテーマとする国際ワークショップを行った。
本研究所と上海社会科学院は2015年来、「一帯一路」というテーマの下、共同研究を重ねてきた。今回の研究会の役割は、日中の「一帯一路」に関するperception gap(認識の差異)を埋めることにあった。
王副院長の開会挨拶に始まり、日本外交、対外直接投資、RCEP、日露対外政策、沿線諸国の地域政党、中国内生的経済循環、東南アジアの政治経済、対外援助と国際機関、ジハード運動を切り口に「一帯一路」について報告・議論した。日本側の報告が概して、外交・国際政治・国内社会・世界経済等の大きな視点から「一帯一路」を位置づけようとした一方で、中国側の報告は「一帯一路」の中で具体的に何が起こっているのかについて個別に論じたものが多く、興味深い相互補完関係がみられた。
『「一帯一路」構想:現実意義とチャレンジ』
開会挨拶 王 振(上海社会科学院副院長、研究員)
報告1 「一帯一路」と日本外交
東郷 和彦(世界問題研究所長、法学部教授)
報告2 「一帯一路」構想と中国対外直接投資戦略
趙 蓓文(上海社会科学院世界経済研究所副所長、研究員)
報告3 「一帯一路」:ユーラシアの新たな秩序形成と日本の役割
中谷 真憲(世界問題研究所員、法学部教授)
報告4 「一帯一路」構想と地域的な包括的パートナーシップ
劉 阿明(上海社会科学院国際合作処副処長、研究員)
報告5 「一帯一路」と日露の戦略
河原地 英武(世界問題研究所員、外国語学部教授)
報告6 「一帯一路」:沿線国の文化と政治政党の多様性
軒伝樹(上海社会科学院信息研究所研究員)
報告7 中国内生的経済循環論から見る「一帯一路」:実証的エビデンス
岑 智偉(世界問題研究所員、経済学部教授)
報告8 政経の相互関係から見る「一帯一路」:東南アジアを例として
李 開盛(上海社会科学院国際問題研究所研究員)
報告9 国連機関における中国の台頭?:「一帯一路」を手がかりとして
中岡 大記(世界問題研究所研究補助員、法学研究科博士後期課程)
報告10 トランスナショナルジハード運動と「一帯一路」
王 震(上海社会科学院世界中国学研究所副研究員)
閉会挨拶 東郷 和彦
王振副院長の開会挨拶
報告中の東郷教授
趙副所長の報告
中谷教授の報告
劉副処長の報告
河原地教授の報告
軒研究員の報告
岑教授の報告
李研究員の報告
中岡博士課程生の報告
王震副研究員の報告
会場の様子
ワークショップ参加者
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