
研究テーマ
鳥インフルエンザウイルスの生態と病原性の解析
高校生に向けた研究内容の紹介
毎年、日本国内でも高病原性鳥インフルエンザが発生し、鳥で流行を繰り返しています。また、ヒトの間でもインフルエンザが流行します。元は同じインフルエンザウイルスが、感染を繰り返すことで感染性や病原性が変化しています。インフルエンザウイルスの生態を解明し、ウイルスが自然界でどのように維持され、また、どのような変異により、ウイルスの性質が変化するのかを解明し、インフルエンザの流行を抑制することを目指しています。
ゼミナール/研究室のテーマ
鳥インフルエンザウイルスの 生態と病原性発現機構の解析
野鳥が持っているインフルエンザウイルスは、ヒトには感染 しません。しかし、ヒトの間で流行したウイルスは、野鳥のウ イルスが変異し、ヒトへ感染できるようになりました。新型 ウイルスの出現予測のため、どのような変異によってヒトへ の感染性を獲得できるのかを解析しています。
ゼミ/卒業研究の紹介
単独では増殖することができない小さなウイルスが生物に感染すると、ウイルスはどのようにして細胞内で増殖しているのか、ウイルスが増殖するとどうして病気になるのか、ウイルスの変異ってなんだろう。わからないことがたくさんあります。一つ一つ理解していくことで、何でもかんでも恐れるのではなく、感染症とも正しく付き合えるようになります。
プロフィール
北海道新幹線の北海道側の出口である知内町で生まれました。その後、イカと夜景が有名な函館で高校生まで育ち、大学も札幌です。京都に20年近くになりますが、北海道弁が抜けない道産子です。冬はスキーをしたいとこですが、最近は、テレビでのスポーツ観戦を楽しんでます。
高校生へのメッセージ
受験科目だけではなく、いろんなことに興味を持ち、いろいろなことに学んでください。役に立たないだろうなあと思うことも、いつか突然役に立つこともあります。視野を広くすることで、人とは異なる発想が出てくるかもしれません。