研究テーマ
ウイルスが病気をおこすメカニズムを探る
高校生に向けた研究内容の紹介
私たちは無数の微生物に囲まれて生活しています。ウイルスは微生物の一員であり、非常に微小なので、病気を起こすウイルスが私たちの周囲にあっても判りません。ウイルスが増えると、結果として病気になることがあります。私達の身体には色々なウイルスが潜伏感染しており、ストレスにより発病することが解ってきています。このようなウイルスと共存していくために、ストレス性のウイルス発病を抑えるメカニズムを探っています。
ゼミナール/研究室のテーマ
ウイルス感染による発病のしくみを探る
私たちは知らないうちに微生物の一員であるウイルスに感 染し、時にそれが原因で病気になります。ウイルスが感染す るとなぜ病気になるのでしょうか?ヒトや動物に神経病を 引き起こすボルナ病ウイルスに着目し、発病のメカニズムと 予防法を明らかにすることを目的に研究しています。
ゼミ/卒業研究の紹介
特別研究では、3回生はウイルスや感染免疫について学び、4回生ではウイルスに関する学術論文の紹介と、卒業研究としてウイルスを用いた研究をします。3回生は、将来の就活のために「将来発展する職種」について調べてゼミ内で発表会をします。また、将来、学会等で英会話ができるように、基礎的な英会話を学ぶ授業があります。ゼミ活動として、3回生は神戸大学食資源教育研究センターへ学外実習に行き、畜産・果樹などの食の生産現場を体験し、食料の生産現場における課題について考える機会にしています。4回生は専門分野の研究に触れるために国内学会へ参加しています。
プロフィール
生まれは北海道の札幌市で、夜景が見える山の上で育ちました。外遊びが好きで、春は池にオタマジャクシなどを取りに行き、冬はボブスレーやかまくら作りをして遊びました。家には、犬、猫、鶏、金魚などいろいろな動物がいて、動物を育てるのは好きでしたが、植物は苦手でよく枯らしていました。高校までは生徒会に、大学時代は応援吹奏団という応援専門の吹奏楽部に所属しました。大学時代は野球やアメフトの応援に行くために授業を休みましたが、そのつど同級生に助けてもらい、そのお陰で卒業できたと思っています。
高校生へのメッセージ
感染症や脳の病気に興味のある方、どうぞ来てください。高校では英語、生物、化学を勉強して欲しいですが、どの科目も一生懸命に取り組むことが最も大事だと研究室の学生は言っています。ウイルス学の研究であっても、それを社会に還元するためには幅広い知識が必要になります。グループワークなどで、協力しあいながら一つの目標に向かうことも、人間として大切な力を伸ばします。