
本橋 健
MOTOHASHI TAKESHI
生命科学部 先端生命科学科 教授
- 学位
- 博士(理学)(東京工業大学)
- 専門分野
- 植物生理学・生化学
研究テーマ
陸上植物の葉緑体機能制御の解明
高校生に向けた研究内容の紹介
植物の葉緑体では光合成を中心として、昼と夜で代謝を大きく変えることが知られています。植物の葉緑体が、昼夜の環境変化にどのように対応し、細胞内の代謝を制御しているのか、そのメカニズムを明らかにすることで、植物の仕組みを理解します。また、その知見を利用して植物の光合成効率向上や、植物の環境適応能力を高めることを目指しています。
ゼミナール/研究室のテーマ
昼夜の環境変化に対応する植物のしくみ
植物の光合成で大切な役割を担うオルガネラである葉緑体 が、どのように昼夜の劇的な環境変化に対応し、細胞内の 代謝を調節しているのか。レドックス制御ネットワークとい う観点からそのしくみを理解します。
ゼミ/卒業研究の紹介
特別研究では、陸上植物の葉緑体が昼夜の大きな環境変化に対応するために働く制御因子タンパク質に注目しています。その制御が生理的に必要な理由や、その制御メカニズムを明らかにするために、植物生理学、分子遺伝学、分子生物学、生化学などの技術を駆使して研究を進めています。
プロフィール
大学の学部時代は化学を学びましたが、ある講義で「生物の生命現象は複雑だが、そのひとつひとつは化学の言葉で説明できる反応の集まりである」ことを学びました。このことがきっかけで、大学院では生物学を専攻し、現在に至ります。新しいことを学ぶことは、新鮮でワクワクします。
高校生へのメッセージ
植物をはじめとする生命現象は未知の内容で溢れています。大学の研究活動では「誰も知らない事実を自分の努力で明らかにし、誰よりも先にそれを知る楽しさ」を経験できます。皆さん、Scienceを共にEnjoyしましょう!