2026.10.27

文化学部・髙﨑教授の「基礎演習B」で嵐山フィールドワークを実施

外国人旅行者の視点から京都観光の魅力と課題を学ぶ

文化学部の髙﨑 邦子 教授が担当する「観光文化基礎演習B」では、2026年10月17日、授業の一環として、京都市嵐山周辺でフィールドワークを実施しました。学生14人が、株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)協力のもと、外国人旅行者の視点での人気観光地の魅力そして課題を専門家から学び、インバウンド観光における京都の魅力の伝え方や、持続可能な観光のあり方について考察しました。

活動内容

学生は京都駅から嵐山へ移動し、天龍寺を中心にフィールドワークを行いました。現役の英語通訳案内士で、通訳案内士向け研修の講師や業界団体の理事も務める加羅博子氏から、外国人旅行者を想定した案内を受けました。
現地では、自然景観や禅の思想などの文化的背景を分かりやすく伝える方法、物語性のある説明、混雑を避ける観光導線や滞在時間の設計、国籍・文化による関心の違いなどについて、実演を交えた解説を受けました。また、昼食時には食事制限への対応など、旅行者を受け入れる際の留意点を学びました。

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嵐山の自然環境の中で、通訳案内士の説明に耳を傾ける学生たち

天龍寺の回廊で、文化的背景や案内方法について学ぶ学生たち

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その後、ホテルビナリオ嵯峨嵐山で振り返りとグループ討議を実施。JTBGMT社員による訪日インバウンド概論の講義も受け、観光の現状と今後の動向への理解を深めました。

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ホテルビナリオ嵯峨嵐山で、訪日インバウンドの講義と振り返りに取り組む学生たち

嵐山フィールドワークに参加した「基礎演習B」の学生と関係者

学修成果

学生は、観光客と、ガイド・旅行会社などのサービス提供者の双方の視点から観光を考察しました。外国人旅行者に地域の魅力を伝えるには、文化的背景を簡潔に説明し、体験に物語性を持たせることが重要であると理解しました。さらに、観光地の分散、地域住民との共存、食の多様性への対応、サステナブルツーリズムなど、インバウンド観光が抱える課題を具体的に検討しました。
今後の最終プレゼンテーションに向けて、学生は4班に分かれ、現地調査で得た気づきを基に、インバウンド観光の新たな可能性を検討しています。各班のテーマは、次のとおりです。

  • オーバーツーリズムを避けながら楽しむことができる五感に注目した観光プラン
  • 訪日リピーターを対象とした地方誘客による地域活性化策
  • 観光地だけではない、日本の生活・技術をきっかけに日本を感じられる観光プラン
  • 嵐山で学んだ魅力づくりを、他地域への誘客につなげる観光のあり方

学生は、実務家から得た知見と現地調査による一次情報を生かし、課題を整理しながら、最終プレゼンテーションで具体的な提案として発表します。