2026.10.23

「こんなことをしてみた」が、誰かの「自分もやってみたい」に変わる。ランチタイムトーク「コトコトーク」が始まりました

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アクティブに活動するアントレプレナーシップ学環生。秋学期が始まり、「こんなことをやってみました」「この話、ちょっと聞いてほしい!」という声が、学生同士の間を飛び交っています。

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―それなら、みんなで聞いてみよう!

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そこで始まったのが、ランチを囲んで語り合う「コトコトーク」。テーマは、「古都から、コト起こし」。思いがけない経験や気づきを、学生から学生へ。次の「やってみたい」が動きだします。もちろん、学環生だけでなく、すべての学生、教職員が参加できます。
第1回では、滋賀県高島市マキノでの地域体験と、モンゴルでの国際的なプロジェクト参加という、二つの「コト」が語られました。

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マキノで見つけた、「師匠」たち

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最初に登場したのは、「しゃべることと、食べることが好き」と話す、アントレプレナーシップ学環生の森絢音さん。滋賀県の「しがのふるさと応援隊」として、夏休みに高島市マキノで活動しました。

京都に住む森さんですが、身近な滋賀県のことをあまり知らなかったといいます。そこで、マキノでのワーキングホリデーに参加。初めて会う人たちと民泊しながら、地域の仕事や行事に加わりました。他大学や県外から来た学生とも出会い、マキノの日常へ入っていきます。

地元の人たちから食材を振る舞ってもらう機会が続き、森さんはその日々を「『いただきます』を大切にした1週間」と振り返ります。

もちろん、旅行ではありません。地域総出の草刈りに参加し、温泉施設では清掃も経験しました。サービスを受ける側にいるだけでは気づけない、暮らしや仕事を支える人たちの姿。そこから感じたのは、その土地への誇りと、人と人との強い結びつきです。一方で、その仕事や技を受け継ぐ人が足りないという課題も見えてきました。

そこで森さんは、地域の達人に若者が弟子入りできる仕組みを考えました。草刈り、栗拾い、農作業……。マキノには、さまざまな「師匠」がいます。森さんは、その師匠たちを若者へ紹介する「師匠図鑑」のプロトタイプづくりを始めたといいます。気づきをそのままにせず、まずはちょっとやってみる。そこから、次のコトが動き始めています。

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モンゴルで、草原の未来をつくる8日間

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続いて登場したのは、同じくアントレプレナーシップ学環生の吉田虎旦さん。国連砂漠化対処条約(UNCCD)第17回締約国会議(COP17)に向けて行われた「NomaTech Challenge」に参加するため、モンゴルへ向かいました。そのスケールの大きな行動力に、驚きの声がもれます。

「モンゴルについて、どれくらい知っていますか」

会場へ問いかけながら紹介したのは、広大な草原を走るトヨタ・プリウス、人とともに暮らす馬、現地料理のホルホグ、ゲルでの生活、そして移動手段が馬からバイクへ変わりつつある地域の姿。写真と実感のこもった語りに、学生や教職員も言葉を返します。掛け合いを重ねるうちに、会場全体がモンゴルでの体験へと引き込まれていきました。

しかし、話題は次第に、モンゴルが直面する課題へ移っていきます。農業関係者へのインタビューを通じて知ったのは、過放牧などによって草原の砂漠化が進んでいる現状でした。その課題に対して、現地の若者を含む多国籍チームで、モンゴル国立大学の「ファブラボ」を使い、プロトタイピングに挑戦。日本人は吉田さん一人です。デジタル機器でデータを集め、砂漠化の状況を把握しながら、緑を再生するためのアイデアを形にしていきました。

合言葉は、「We Can Do It」。

8日間では試作の完成まで至りませんでしたが、吉田さんは「すごい体験だった」と振り返ります。同時に、構想を実現するには、理工系をはじめとする専門知識と、よりアカデミックな学びが必要であることを体感したといいます。

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「聞いてほしい」を、もっと。

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「コトコトーク」は、完成された成果や、美しく整えた言葉を発表する場ではありません。学生の内にある思いや、実際にやってみたからこそ得られた実感を、自分の言葉で学生に語る場です。

「二人とも、うますぎる」。そう驚いた学生にも、高校生の頃から考え、やってきた、聞いてほしい話がありました。ならば次は、その話を聞いてみたい。登壇するのは、学環生ばかりではありません。

半円教室に学生と教職員が集まり、語る人と聴く人が自然に言葉を交わす。そこには、発表会とは少し違う、所属する学部や立場を超えて語り合う、京都産業大学の日常がありました。

「コトコトーク」は、これからも定期的に開催します。次は、あなたの「聞いてほしい」も、聞かせてください。

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