2026.10.21

亀岡と保津川流域をフィールドにソーシャルアントレプレナーシップを育むデザインワークショップを開催!

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2026年9月26日(土)・27日(日)、亀岡市のCircular Kameoka Lab(サーキュラーかめおかラボ)を主会場に、「Global Goals Jam Kyoto / Kameoka 2026 – 霧と水脈が運ぶ未来のデザイン」を開催しました。
本学の学生をはじめ、他大学の学生、デザイナー、研究者、地域関係者、社会人など、多様な背景を持つ参加者が集まり、SDGsをテーマに亀岡・保津川流域をフィールドとして地域の課題と可能性を探りました。
本事業は、京都産業大学 教育支援研究開発センター「教育イノベーション・トライアル支援制度」に採択された「SDGs市民参加型ソーシャルアントレプレナーシッププログラム」の一環として実施しました。アントレプレナーシップ学環の伊藤慎一郎准教授が企画・運営に携わり、地域課題の発見から、多様な人々との協働、具体的なアクションへとつなげる実践的な学びを目指しています。

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DAY 1 | 地域を巡り、課題の文脈を捉える

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Global Goals Jamは、SDGsや持続可能な社会の実現に向けて、地域の課題を現場から捉え、多様な参加者が協働しながらアイデアを生み、プロトタイプとして形にしていく市民参加型のデザインプログラムです。

今回は、亀岡市・保津川流域を舞台に、水、地形、農業、産業、暮らしなどが相互につながる「流域」という視点から地域の未来を考えました。

1日目の9月26日は、オープニングの後、桂川亀岡市長による講演が行われました。市長は、「第43回全国都市緑化フェアin京都丹波」を、地域にすでにある自然や文化、産業の価値を見つめ直し、新たな魅力や地域への誇りを育む機会として位置づけました。講演では、洪水時には水を受け止め、平常時には有機農業や生物多様性の保全の場となる公園づくりや、保津川のごみ問題をきっかけに、市民の行動と協力によって進められてきたプラスチックごみ削減の取り組みが紹介されました。こうした実践からは、地域の環境課題を個別に解決するだけでなく、自然環境、産業、暮らし、市民の参加を結びつけながら、地域の新たな価値を生み出していく視点が示されました。

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桂川孝裕 亀岡市長による講演

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その後、参加者は4つのチームに分かれ、亀岡地域や保津川流域でのフィールドリサーチへ。

各チームは、現地を観察するだけでなく、地域関係者へのヒアリングや実際の活動への参加を通して、それぞれのテーマに対する理解を深めました。会場に戻った後は、現場で得た気づきを共有し、「何を課題として捉えるのか」「どのような問いを立てるのか」を改めて検討しました。

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各チームのテーマに沿って、亀岡でフィールドリサーチ

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DAY 2 | 手を動かしながらアイデアをかたちにする

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2日目の9月27日は、前日のフィールドリサーチをもとに、各チームでアイデアを具体化しました。

参加者は、議論だけで終わらせるのではなく、模型、道具、3Dモデル、ビジュアルなどを制作しながら、考えたアイデアを実際に目に見える形へと変えていきました。プロトタイプをつくることで、使い方や実現可能性、誰が参加できるのかといった点を確認しながら、提案を修正していきました。

アントレプレナーシップ学環の学生にとっても、多様な背景を持つ参加者や地域の企業・行政・市民と協働し、フィールドリサーチ、課題設定、アイデア創出、プロトタイピング、プレゼンテーションまでを一連のプロセスとして実践する機会となりました

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4チームから生まれた提案

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Aチーム「水脈から集う、保津川のごみへのアクション」は、保津川遊船企業組合をプロジェクトパートナーに、「エコdeラフティング」への参加やヒアリングを通して河川ごみの実態を調査しました。見えていても回収しにくいごみや、ごみ拾いに伴う身体的負担に着目し、多様な年齢や身体条件の人が楽しみながら参加できるごみ拾い道具「ゴミバスターズ」を提案しました。

Bチーム「流域で考える市民参加型グリーンインフラ」は、一般社団法人Foginをプロジェクトパートナーに、耕雲寺、天然砥石館、鍬山神社などを訪れました。水、地形、農業、暮らし、治水を「流域」として捉えることの重要性に着目し、本流や支流、水量、氾濫などを、身近な「流しそうめん」に置き換えて学ぶプロトタイプを提案しました。

Cチーム「オーガニック農業と亀岡」は、八百屋369商店をプロジェクトパートナーに、スーパーや直売所での観察、生産者へのヒアリングを行いました。野菜そのものは見えても、その背景にある農家の考え方や個性は伝わりにくいことに着目し、「Soil & Wonder – 土から驚きを」を提案。農家を作者、野菜を作品として捉え、農家マップや売り場、展示などを通して生産者と生活者が出会う仕組みを検討しました。

Dチーム「水脈と霧の恵みが育む竹の未来共創プロジェクト」は、一般社団法人環境演出家協会、長岡銘竹株式会社の協力のもと、竹を使った作品や工房を調査しました。竹を「放置竹林」という問題だけでなく、素材、技術、文化、景観を含む地域資源として捉え直し、亀岡のまち全体を「竹ギャラリー」「まるごと竹博物館」とする「亀岡竹取物語」を提案しました。

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地域の人に見せ、次の実践へつなげる

2日目の午後には、各チームによる最終プレゼンテーションを行いました。亀岡市長をはじめ、保津川遊船企業組合の森田氏、有機農家・亀岡市議会議員の菱田氏など、地域の関係者も参加し、各チームの提案に対して現場の視点からコメント・講評を行いました。

今回の2日間では、「現地へ行く」「地域の人に会う」「話を聞く」「観察する」「問いを見直す」「手を動かして試す」「地域の人に再び見せて意見をもらう」というプロセスを実践しました。

Global Goals Jam Kyoto / Kameoka 2026は、9月27日の最終プレゼンテーションで終了するものではありません。10月24日の成果発表シンポジウムに向けて、各チームが提案したアイデアを地域の中で小さく試行・検証する実践期間を設けています。

「Think Big, Start Small, Act Fast」の考え方のもと、2日間で生まれたアイデアを次のアクションにつなげています。

10月24日(土)に亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」にて開催される成果発表シンポジウム申込はこちらから:↓

Global Goals Jam Kyoto / Kameoka 2026

■日時
2026年9月26日(土)・27日(日)
■会場
Circular Kameoka Lab(〒621-0005 京都府亀岡市保津町下中島)
■参加人数 30名
■共催
Global Goals Jam Kyoto / Kameoka 2026実行委員会、亀岡市
■Global Goals Jam Kyoto / Kameoka 2026実行委員会
京都産業大学アントレプレナーシップ学環
九州大学大学院芸術工学研究院
一般社団法人環境演出家協会
FabCafe Kyoto
合同会社TSUKUM / Kyoto Makers Garage
星庭/テンポラリ耶馬溪
■協力
保津川遊船企業組合
一般社団法人Fogin
八百屋369商店
長岡銘竹株式会社
■助成
・本事業は、一般社団法人京都知恵産業創造の森 令和8年度地域連携支援事業補助金の助成を受けて実施しています。
・本事業は、京都産業大学の教育支援研究開発センターが実施する「教育イノベーション・トライアル支援制度」の助成を受けています。

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