2026.10.15

国際天文学・天体物理学オリンピックで日本代表全員が金・銀メダルを獲得! 本学の中道教授がチームリーダーとして参加

2026年9月25日から10月5日まで、ベトナム・ハノイで開催された「第19回国際天文学・天体物理学オリンピック(IOAA2026)」において、京都産業大学共通教育推進機構の中道晶香教授がチームリーダーを務めた日本代表が、金メダル2名、銀メダル3名という優秀な成績を収めました。日本代表生徒5名全員が金または銀メダルを獲得する快挙となり、日本代表として過去最高の成績を達成しました。

国際天文学・天体物理学オリンピック(IOAA:International Olympiad on Astronomy and Astrophysics)は、高校生などを対象とした天文学・天体物理学の国際科学オリンピックで、2007年から開催されています。天文学や物理学への関心を高めるとともに、科学教育の振興と国際交流を目的としています。

第19回大会には、64の国と地域から約320名の代表生徒が参加しました。開催国ベトナムでは政府を挙げて大会を歓迎し、開会式には副首相や教育訓練大臣らが出席するなど、国際的にも注目を集める大会となりました。

試験は、天文学・天体物理学に関する理論試験、実際の観測データを分析するデータ解析試験、望遠鏡を用いた天体観測の実技試験、プラネタリウムを利用した位置天文学の実技試験など、多岐にわたります。今年は、リトル・レッド・ドットやベテルギウスの大減光など最新の天文学研究に関連する問題や、日本の観測装置スーパーカミオカンデにおける太陽ニュートリノに関する問題も出題されました。

大会期間中、チームリーダーは各国の代表者が集まる国際会議に参加し、試験問題の内容や採点基準について議論します。その後、専門的な天文学の問題を正確に日本語に翻訳し、代表生徒が試験に臨めるよう準備します。試験終了後には、日本代表生徒の答案を独自に採点し、主催者側の採点結果と照合します。評価に相違がある箇所は、解答の内容や部分点の妥当性について審判団と議論するモデレーション(採点交渉)を行い、生徒の実力が正当に評価されるよう努めます。
中道教授は、日本代表の国際大会派遣が始まった2023年からIOAAでは4大会連続でチームリーダーを務め、代表生徒への事前研修や大会中の支援を行っています。今回も、自身の専門分野である宇宙論など、日本の高校では通常学ばない分野について助言しました。大会では日本代表全員が宇宙論の問題に正解するなど、事前研修の成果が表れました。

今回の快挙は、日本の高校生の高い学力と探究心を国際的に示すものであり、今後、天文学や宇宙物理学に興味を持つ中高生が増え、科学研究を志すきっかけとなることが期待されます。

【関連リンク】
・日本天文学オリンピック委員会
「第19回国際天文学・天体物理学オリンピック日本代表受賞結果」
(2026年10月5日付プレスリリース)