
学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、「日本酒はハンガリーで受け入れられるのかー東欧市場における日本製品の可能性を探る」をテーマにハンガリーを訪問し研究を続けている、国際関係学部4年次の加藤 瑶士さんにお話を聞きました。
1.「国際関係」に興味を持ったきっかけを教えてください。
入学当初は国際関係学という分野にあまり詳しくなく、ただ学部内で海外に行く機会があったという理由からこの学問を学び始めました。様々な分野の授業を受講していく中で国家間関係の複雑さや国同士の関わりを読み解いていく過程で国際関係という学問の面白さや今後の社会への重要さを学び、興味を持つようになりました。


2.今、注力している取り組みは何ですか?
現在は、一枝会の「行ってみ!チャレンジ」をきっかけとして、ハンガリーと日本の経済・ビジネス関係についての研究に注力しています。実際にハンガリーを訪問し、現地の日本製品の普及状況や日本酒の現地での受容度を研究しました。現地で生活し、さまざまな人と交流する中で、日本から得られる情報だけでは分からない現地の視点に触れることができました。
現在は、現地で得た情報や経験を整理し、卒業論文の研究に活かすとともに、今後の進路に向けて、日本とハンガリーの経済・ビジネス関係についてさらに理解を深めようと勉強を行っています。今回の機会で学べたことを今後の学びや将来の進路につなげていきたいと考えています。


3.その取り組みに参加(応募)したきっかけ・動機を教えてください。
きっかけは、昨年経験した交換留学です。半年間という短い期間ではありましたが、実際にヨーロッパで生活する中で、日本製品を目にする機会が他の国よりも少ない様な気がしました。実際に調べてみてはないものの今度は調査という理由で訪れて自分の感じたことは正しかったのかを突き止めたくなりました。一方で、現地で生活する中で日本に関心を持っている人や、日本企業の製品・サービスに触れている人もいるのかを調査し知ることで、今後の日本企業のビジネスチャンスにも繋がるのかどうかを知りたくなった事がきっかけです。事前調査を行ったところ、日本酒を輸出しようとする動きが日本で最近見られたため、実際に現地の人々は興味を持つのかを確認し、市場の可能性を探ろうと思いました。


4.参加して、ご自身にとってプラス(成長)につながったこと、気づきは?
参加して気づいたことは、調査というのはとても難しいということです。特に食料系では海外の人はかなり警戒しました。そこを日本でいるときと同じ気持ちで渡航したため、試飲や試してもらうことに苦労しました。一方で今回は計画から実行、現地での危機安全面等1から10まで自身で行い完結したため、自己解決力やサバイバル力さらにハングリー精神の面で大きく成長したと感じます。さらに今回の渡航を行い、自身の将来何したいか、今後の目標が大きく固まったため、内面での成長が大きく感じられた経験でした。


5.国際問題を考えるうえで、普段から心がけていることはなんですか?
国際問題を考える際には、一つの情報や意見だけで判断せず、できるだけ異なる立場や視点から物事を見ることを心がけています。特に、実際に現地を訪れ、現地の人々と交流することで、日本から見た情報だけでは分からない考え方や背景を知ることが重要だと考えています。
今回の一枝会の「行ってみ!チャレンジ」でハンガリーを訪問した際にも、現地で生活し、さまざまな人と接することで、ニュースやインターネットだけでは得られない視点に触れることができました。今後も、異なる文化や価値観を尊重しながら、多角的に国際問題を考える姿勢を大切にしたいと思います。

6.今の活動をとおして、今後の抱負、また将来に繋がること・繋げたいことは?
今回の活動で得た経験を今後の学びや将来の活動につなげ、より国際的な視野を身につけていきたいと考えています。今後はハンガリーだけにとどまらず、さまざまな国を実際に訪れ、それぞれの文化や価値観に触れることで、自分の視野をさらに広げていきたいです。また、現地の人々との交流やコミュニティづくりを積極的に行い、国や文化の違いを越えたつながりを増やしていきたいと考えています。
そして、特に今回行った調査に関連し、将来は日本と海外間の国際ビジネスに視点を置き、グローバル化に伴う日本企業の海外展開を支えれるような職に就き、日本と他国をつなげれるような人材に成長していきたいです。


7.国際関係を学ぶ学生(興味を持っている高校生)のみなさんへ一言
この一枝会のプログラムを通して、自身の内面を中心に、大きく成長する機会となりました。さらに、改めて国際関係という学問の面白さや重要さに気づきました。
入学当初や2年生くらいまでは、学部の必修の授業に対して「難しい」「大変だ」と思い、不満を募らせることもありましたが、その苦労が後々の成長や大きなチャンスに結びつくきっかけにもなりました。
だからこそ、学部生に対しては今将来の進路や自分の可能性を発見し、考えるに当たって、この学部で学べることはとても貴重だと感じました。そのため、今後も諦めずに頑張ってほしいと思います。
また、高校生には、この学部で学ぶことができる分野が広いため、将来なりたいものが決まっていなかったとしても、大学4年間でいろいろな自分の発見にもつながりますし、将来の可能性も多く発見できると思います。そのため、国際関係に興味があったり、海外に行ってみたいと思っていたりするのであれば、ぜひおすすめしたいです。

