2026.09.25

動物園が大学の教室に!最先端AI解析×現場フィールドワークで学ぶ新科目「動物園からひろがる環境学」を2026年度秋学期に開講

京都産業大学生命科学部産業生命科学科(2027年4月から環境生命科学科に名称変更)では、2026年度秋学期から新たな授業科目「動物園からひろがる環境学」を開講します。生物多様性の損失や野生動物と人間社会との関係が世界的な課題となる中、身近な動物園を入口として、環境問題を自分自身の暮らしと関連付けて考える科目です。京都市動物園の副園長兼生き物・学び・研究センター長である田中 正之 博士を本学の客員教授として迎え、動物園を入口に、現代社会が直面する環境問題や生物多様性を幅広く学びます。

「動物を見る場所」から、環境と社会について考える場所へ

動物園には、一般に「種の保存」「調査研究」「教育」「レクリエーション」という4つの役割があるとされてきました。現在では、それらに加え、地域社会や地域の自然・文化と連携しながら、生物多様性を守り、市民の行動につなげる役割も期待されています。 
本授業では、京都市動物園で実際に行われているさまざまな活動を題材に、野生動物の保全、動物福祉、地域の生物相調査、標本を用いた教育・研究、サイエンスコミュニケーション、ICT・AIを活用した動物研究など、多角的な視点から「現代の動物園」を学びます。

授業で取り上げるテーマ

京都市動物園で飼育されているニシゴリラを通してアフリカの生息環境と私たちの生活とのつながりを考える授業、動物福祉(アニマルウェルフェア)を学ぶ授業、京都市内の森林に設置した自動撮影カメラによる野生動物調査を題材とする授業などを実施します。さらに、ICTやAIを用いた動物の観察・飼育記録の解析など、最新の研究も取り上げます。

京都市動物園そのものが「教室」に

本授業の大きな特長は、京都市動物園で行うフィールドワークです。学生は実際に園内を歩き、展示解説や来園者の行動を観察します。「どのような説明なら、科学的な情報がより分かりやすく伝わるのか」という視点から課題を発見し、自ら展示解説の改善案を考えます。 
フィールドワーク後は、大学で成果を発表し、相互評価を行います。講義を聴くだけではなく、現場で観察し、課題を発見し、解決策を考え、他者に伝えるまでを一連の学修とします。最終回には、これまでの学修を踏まえ、「10年後の動物園の未来」をテーマにグループディスカッションを実施します。

プレスリリースの詳細は以下をご確認ください。

リリース日:2026.9.25

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