細胞培養の実験と対話を通じ、 高校生と大学生が共に「未来の食」と生命倫理を考える―京都府立洛西高等学校にて「培養肉」を題材にした高大共同研究を実施―
京都産業大学は、生命科学部産業生命科学科の川上雅弘准教授の研究室が中心となり、京都府立洛西高等学校で、高校生と大学生が同じ場で学び合い、研究し合う共同プログラム「DIY Bio for Education」を実施します。本プログラムでは、高校生が有精卵の解剖や細胞培養の実験を通して、細胞性食品や「未来の食」を巡る倫理的な問いに向き合います。これに対し、本学の学生は、高校生が生命科学の実験と倫理的課題に向き合う過程で、どのように生命観や倫理観を形づくっていくのかを研究します。
単なる出前授業ではなく、高校生にとっては探究の場、大学生にとっては研究の場として機能する点が、本取り組みの大きな特長です。教育と研究が往還する高大連携の実践として、2026年8月29日に開催予定の第2回日本培養食料学会大会での発表も目指しています。
本件のポイント
- 高校生が実験を体験するだけでなく、本学の学生がその学びの過程そのものを研究対象とすることで、教育実践と研究活動が1つの現場で交差し、高校生と大学生が同じ場で問いを深める。
- 細胞培養という生命科学の実践を入り口に、「命をどのように捉えるか」「未来の食をどう受け止めるか」といった問いに向き合い、科学技術と社会の関係を考える。
- 細胞性食品、遺伝子検査、ゲノム編集など、生命科学を巡る技術が身近になる今、市民が主体的に理解し判断するための力が求められている。本取り組みは、その基盤となるバイオリテラシーを高校教育と大学教育の接続の中で育む実践となる。
DIY Bio for Education
高校×大学の生命倫理に関する共同研究
日時
事前レクチャー:生命倫理・DIYバイオのイントロダクション
実験:有精卵の解剖、細胞培養(DIY培養液と市販培養液の比較)
会場
京都府立洛西高等学校 (京都市西京区大原野西境谷町一丁目12-12)
内容
高校生5人×4チームが、本学学生とともに、細胞培養の実験と生命倫理に関する探究に取り組みます。実験では、市販の培養液と家庭で入手できる材料から作製するDIY培養液を比較しながら、有精卵の解剖から細胞培養までを体験します。
本学の学生は、この過程における高校生の生命観・倫理観の形成について研究し、教育実践と研究を横断する高大連携の取り組みとして展開します。
目標
2026年8月29日に開催予定の第2回日本培養食料学会大会での発表を目指す。
共催
京都産業大学 川上研究室、Shojinmeat Project、株式会社ロフトワーク(SPCS)
協力
ケニス株式会社
プレスリリースの詳細は以下をご確認ください。
リリース日:2026.07.03
お問い合わせ先
京都産業大学 広報部
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL: 075-705-1411
E-mail: kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp