2026.07.10

感染症分子研究センターの受託研究事例が畜産資材EXPOで紹介されました

本学感染症分子研究センターが評価試験を実施した機能性加工不織布が、2026年5月27日から29日に熊本県のグランメッセ熊本で開催された「畜産資材EXPO」において、積水マテリアルソリューションズ株式会社の展示ブースで紹介されました。

近年、畜産分野においては、飼育環境の衛生管理や外部由来物質の持ち込み抑制に関する取組の重要性が指摘されています。
特に、養鶏業における鶏舎などの施設では、野鳥や野生動物の羽毛・糞便に由来する塵埃を介したウイルス流入が鶏舎の健全な環境の阻害要因となる可能性があり、経営上の課題の一つと考えられます。その為、鶏舎へのウイルス流入を低減するための設備整備が進められています。

こうした背景のもと、積水マテリアルソリューションズ株式会社により、機能性加工を施した不織布素材が開発されました。

本素材は、空気中の粒子を捕集するフィルター用途を想定しています。本素材に関する基礎評価の一環で、本学感染症分子研究センターにおいて受託研究として評価試験を実施しました。試験は所定の条件下で行われ、素材の特性に関するデータ取得が行われています。

なお、具体的な適用条件や実使用環境における挙動については、今後さらなる検討が必要とされています。

本素材および試験実施の概要は、畜産資材EXPOにおいて積水マテリアルソリューションズ株式会社の展示ブースで紹介されました。畜産資材EXPOは、給餌機器、畜舎設備、飼料、農場管理システムなど、畜産分野に関連する製品や技術が集まる専門展示会です。会期中、同ブースには養鶏関係者をはじめ、行政機関や関係団体など、多様な来場者が訪れました。

感染症分子研究センターでは今後も、企業との連携を通じて、研究活動の成果を活かしながら、社会課題の解決に資する研究活動を推進してまいります。

積水マテリアルソリューションズ株式会社の展示ブース

写真提供:積水マテリアルソリューションズ株式会社

抗ウイルス加工不織布の特長や試験結果等を紹介する展示パネル